第二章『幻想入り』
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てしまった。
「つまりここは、あの世の一歩手前の三途の河」
風の答えを聞いて混乱が臨界点を突破し、暴走した。
「俺は死んだのか――――――――――――――――――――――――――――――っっ!!」
輝は生きてきた人生で一番の絶叫をした。
「うお!輝が壊れた」
風は輝の取り乱している所を冷静に見ていた。
「なんでお前はそんなに落ち着いていられんだよ!」
「いや、なんでって聞かれても」
「死んだんだぞ!それでもなんで落ち着いているんだよ!」
三途の河だと分かっているのに冷静に答えている風が不思議でしょうがなかった。
「何そんなに慌ててるんだよ」
零が飽きれたように言ってきた。
「そりゃぁ慌てるよ!だって、だって」
「死んだから?」
「そうだよ!てかなんで零も冷静なんだよ!」
「いや〜そう言われても」
「もうなんなんだ!この二人は――!」
もう訳が分からなくなってきた。
なんでこんなに冷静になっている二人が分からない。
「もうなんなだよ、あの女性はー!なにが面白くて連れて来たんだよ!もしかしてあんなに綺麗なのに死神だったりするのか――――――――――――!」
「いや、紫は死神じゃないよ。紫は」
「ht;yんtc;あい&%&909ん:7r9cd;fklr;hdgjgjhygct94g!!」
輝は風の説明を聞かず暴走していた。
屍たちは輝を落ち着かせさせようとあたふたしている。
「風」
「なんだ、零」
「人が壊れたところ初めて見た」
「それを言うな」
風達がなにか言っているようだったが輝は未だに暴走していた。
「さて、これからどうする?」
零は輝を無視して話を切り出した。
「ん〜、俺の嫁、もとい白玉楼に行きたいんだが、どっちに向かえばいいのやら」
「いくら東方に詳しくたって、詳しい道のりは分からないからな」
未だに輝、暴走中・・・・。
屍たち、頑張って輝を抑えようとしている。
「なんだいなんだい、やけに騒がしいと来てみたら外側の人間が落ちて来たのかい」
「「あ、こまっちゃんだ」」
いきなり女性の声がしたので混乱しながらも輝は声がした方を向いた。
「お、あたいのこと知ってんのかい。光栄だねぇ」
こまっちゃんと呼ばれる女性は照れくさそうに頭をかいている。
その女性は和風ぽっい服を着ており、髪は赤毛でツインテールをしている。そしてでっかい鎌を持っている。
「どぉちぃらぁさぁむぁでぇすぅくぅかぁ―――――――――――――――――!!」
「てか、なんなんだいあのカチューシャ君は?さっきから騒いでいるけど?」
「あいつは大丈夫です。ありえないことが立て続けに起こってパニックになっているだけですから」
「正気に戻さなくて平気なのかい?あれ」
輝まだまだ、暴走
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