第七話
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案があるのですがよろしいですか?」
「うん?なんだ?」
「実は戦術機に搭載されている、OSの事何ですが、MSに比べたら余りに遅く、また自由度が無いので新たなOSを世界に発進したいのですが、よろしいですか?」
顎に手を当てて考えるハマーン総長。彼女の頭の中で新OSのメリット、デメリットを考えているのだろう。
「新OSを造ったとして、一体どうするつもりだ?」
「ハマーン総長も知っての通り、人類は今ユーラシア大陸からBETAによって、ほぼ叩き出されました。これ以上戦線の後退が進むと、アメリカが考えている新型爆弾(G弾)による地球の焦土作戦が現実味を帯びてきてしまいます。其を食い止める為にも、新OSで戦術機の性能を向上させ戦線のを押し上げる必要があります」
「確かに。アメリカは何処の国でも良いから新型爆弾(G弾)を、使おうとしているな。新OSでアメリカを牽制しつつ、戦術機の性能アップで戦力強化を狙うのか。だが、感じんのOSをどうするつもりだ?」
俺は自分のポケットから、アイ○ォーンを取り出しOSの欄を選択する。すると、ア○フォーンにいろいろなOSが表示される。
「この、神様から貰った生産プラントのデータの中に、OSの生産が可能になっているので、その中から使えるやつでCPUユニットの交換とOSの書き換えで済むシリーズで、この世界に丁度良いのがあったのでそれで行きたいと思います」
ア○フォーンからのデータを、近くのプリンターに繋ぎプリントアウトする。1枚をデラーズ閣下に渡して、もう1枚を女性オペレーターに渡してハマーン事務総長のパソコンにデータを、送る用に指示する。暫くOSの説明書を読んでいた、二人が顔を上げる。
「やるじゃないか。現在のOSに比べ即応性が60パーセントもあがり、先行入力、キャンセル、コンボを搭載しているなんて。現在のOSがゴミに見える仕様じゃないか」
「確かに。これ程のOSならば、MS程ではないが戦術機でも十分活躍できるように、なるでわないか」
お二人とも、納得がいった感じだ。
「良いじゃないか。ならば、このOSは私から世界中に発進しておこう。なに、CPUユニットはお前たちが生産するのだから、かなり儲かるぞ。これなら暫くの間、あの俗物が悔しがるのを楽しめるぞ。ハッハッハ」
何やら、素敵な笑顔で笑っておられるハマーン事務総長。正直黒いオーラが怖いです。
「して、このOSの名前はどうする?考えてあるのだろう?」
「はい。MSXOSなんてどうですか?世界中が知りたがっているMSのOSが、このくらいのレベルだと思わせれば、儲けものですから」
「フ。かつての、MS開発計画の名前にするとはな。まあ、構わないさ。所詮分かるなは我々位だからな」
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