第七話
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か。俺は酷い頭痛を感じた。
「久しぶりだなデラーズ中将。息災だったか?」
「お久しぶりです、ハマーン様。私の方は何もありませんでしたよ」
「そうか。便りが無いのは元気な証拠と言うわけか。それより、悠斗。貴様は光州作戦で派手に暴れたそうじゃないか。
おかげで、此方は貴様の造った機体は何なのかと、連日電話や質問の嵐だぞ。何時までもノロリクラリとはやっていられんぞ。どうするつもりだ?」
「ハマーン事務総長、連絡が遅れて申し訳ございません。機体の方は、グフとグフ・カスタムに関しては、スペックデータを公開して構いません。技術が無ければ造れませんから」
「確かに技術が無ければ造れまいな。まあ、煩いのはアメリカばかりで他の国々は、技術的に気になっている様だがな」
「ええ。戦術機の技術で儲けている自分達の利益が脅かされるのを、嫌がっているのでしょう」
「全く、あの俗物どもは。自国の事に関しては機敏に動くくせに、他国の事になると直ぐに卑怯な事をする。あの国がしゃしゃり出て来なければ、もう少し楽になるのだがな」
「そうですな。あの国は、一度本気で痛い目をしてみると良いでしょうな」
「そう思うだろデラーズ。まあ、その気になればコロニーの1つも落としてやれば、大人しくなるだろう」
いや、コロニー落としなんてしたらこの世界確実に滅ぶよ!まあ、やれるかと聞かれれば出来ると、答えられるけどね。生産ラインには、コロニーて項目あるから生産出来るし。やらないよ絶対!まだ、滅ぼす必要無いし。
「まあ、冗談はさておき。悠斗、貴様に伝える事が有る。光州作戦での活躍大義であった。大東亜連合、帝国、極東国連軍から、感謝の言葉が寄せられている。更に貴様が光州作戦で上げた戦果を鑑みても、今の大佐と言う地位では最早納まらん。なので、不動悠斗大佐の一階級昇進を命じる。国連軍准将と言う立場になる。その地位で満足することなく更に自身を高め、人類の剣となりて世界を救うのだ。良いな?」
「はっ!ありがたき所存であります。更なる高みを目指して、粉骨砕身の覚悟で進んで行きたいと思います」
即座に敬礼をする。初めての昇進命令だったので少し嬉しかった。あれだ、初めてバイトして給料をもらった時のような嬉しさだ。まあ、まだ働いた事のない人は、自分が社会に出た時に楽しみにしとくといいよ。
「おめでとう不動准将。貴殿も、此からが大変だぞ。若者を導くのは、老骨の勤めだ。何かあったら聞きなさい。貴殿の力になろうぞ」
「ありがとうごさいますデラーズ閣下。何分まだ若僧ですが、指導よろしくお願いいたします」
パチパチと周りから拍手が贈られる。なんだか少し恥ずかしかったが、悪くない気分だった。
「そうだ、ハマーン事務総長1つも提
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