29話
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ラングレー基地を脱出し、海上に出ました。
大気圏内でのコクチョウの運用は初めてだったのですが、何の問題もなく予定どうりの速力で一路ハガネを目指して向かって行っています。
それと、脱出の際に使用したT・Eウイングですが、あれは、この艦に搭載されているT・Eエンジンはウプウアウトに搭載されているものより大型ではありますが、T−LINKシステムで制御しているよりも不安定でウプウアウトと同じ出力しか出せません。
ですが、ブラックホール・エンジンがある為に普段はT・Eスフィア以外に使用していないので余剰分のターミナス・エナジーを蓄積するようにしているそうです。
その蓄積したターミナス・エナジーを使用し、ウプウアウトで判明したターミナス・エナジーが半エネルギー状の翼を形成出来る事を応用して作り上げたのが、T・Eウイングだそうです。
もっとも、現状で使用する事が出来るのは10分が限界でそれ以上は使用できず、間も2時間空けないといけない事がネックになっているそうです。
ですが、使用している間は鳥が空を飛ぶがごとく急旋回、急加速などが可能になり、姿もウイングからターミナス・エナジーが翼の様に形成されて鳥の様になります。
だから、リュウではなく鳥なのだと納得した。
そして、DCなのですが、今のところは、レーダーの反応もなく遭遇する事もありませんでしたが、ラングレー基地を陥落させた部隊からこの艦が太平洋方面に飛びたった事は連絡がいっているはずなので襲撃が無いと言う事はないでしょう。
艦の制御はシナプスが行い、セシルさんがレーダーを確認して、ジェイルはビルトラプター・アスカに二刀の小太刀型のシシオウブレードの装着作業を急ピッチに行っており、ロイドはグルンガストG、量産型ゲシュペンストMk−U、ウプウアウトの整備を行っています。
また、リョウ、ユキヤは、今まで落ち込んでいたアヤノを慰めていたのですが、急に立ち上がったアヤノに付き添いどこかに行きました。
シミュレーションルームから声が聞こえてきたので現在、やっているのでしょう。
私とアーニャはロイドの手伝いで機体の整備をしています。
それで、カザハラ所長なのですが、グルンガストのチェックを行っています。
完全には仕上がっていないグルンガストを何とかしようとしているようでした。
「カザハラ所長、グルンガストはどうですか。」
「まず、脳波制御装置がうまく動作しない。そのために、マニュアル操縦になるだろう。イルムのやつ、腕堕ちていないだろうな。」
「そこは、息子てあるイルムを信じるしかないのではないですか。」
「そこが、信用できん。あいつ女ばかり追いかけていそうだからな。」
私はそこをなんとフォロしようかと考えているとカザハラ所長は急に真面目な顔になり、私に話し掛
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