暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
7ーリハーサル(序章)
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2人でマンションに戻る。もちろん荷物は俺持ち。女の子こういう時は便利ですね。帰り道ふと思い出した様に詩乃が口を開いた。

「ねえ佳。」
「なーに?」
「…高校どうするの?」
「…SAOサバイバーだけを集めた高校ができるみたい。そこに入るのかな…。」
「そう…」
「だけど他の高校に編入も有りみたいだし。そうしたら詩乃の通ってる高校行くよ。」

詩乃が驚いた顔で俺を見てきた。

親友(詩乃)がいるほうがやっぱ落ち着くし…それに…」
「それに?」
「お前を守らないとな…詩乃専用アルソックだしね!」

俺は詩乃頭を撫でながら笑顔で詩乃を見る。そうすると詩乃は顔赤くしながら呟いた。

「バカ…なんでそんな恥ずかしい事言えるのよ…」

その言葉は俺の耳に届かなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

詩乃の部屋に入ってまたも一緒に調理する。…なんか慣れてきた。2回目だけど。
麻婆豆腐を食べて俺は自分の部屋に帰った。

早めにダイブするか…

そう考えると俺は仮想空間に行く魔法の呪文を唱えた

「リンク♪・スタート♪!」

歌う様に言っても行けるらしい。



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