突入〜
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回は・・・ジゼルと同じ武器で行きたい」
『分かったッス・・・気をつけて』
「ああ」
俺はジゼルの前に立つ。
「・・・どうあっても私の邪魔をするのか」
「それはこっちの台詞だよ。ジゼル、なんでヴァンに加担する?」
「預言を滅ぼす為だ。預言が存在していたら、人の意思など存在しないも同然だ」
「・・・じゃあジゼルの意思は?ジゼルだって振り回されてるんじゃないのか?」
「私は自分の意思で閣下に協力している。あの方は私を孤独から救ってくれた」
「・・・ったく、姉貴も変な奴に惚れたもんだ。相変わらず男の見る目がないな」
「・・・戦場で無駄口は死に繋がる。分かっているだろう」
「・・・ちょっと怒ったみたいだな。・・・なあ姉貴・・・俺に色んなことを教えてくれたよな」
「・・・」
「戦術や戦法・・・だけど俺はどう足掻いても姉貴に一度も勝てなかった」
「当たり前だ。私が簡単に負ける訳ないだろう」
「ああ。だから俺は不安になった。姉貴に認めてもらってない。姉貴の中じゃ俺は弱いままなんだって」
「・・・」
「だから・・・もう話し合いはいらない」
ベルヴェルクを構える。
「今日こそジゼルから一本取る!そんで俺達の意思を知ってもらう!」
「・・・やれるものならやってみろ!」
「・・・認めさせる!俺が・・・俺が力を得たかったのは・・・!」
ジゼルが撃つ弾を避けながら、俺もベルヴェルクを撃つ。
「ダァ!」
弾を避け、前に転がりながら蹴りを放つが、それをジゼルは防ぎ、銃口を向けてくる。
「・・・っと!」
それを再び転がって避け、膝を立てながらベルヴェルクを撃つ。
「くっ・・・まだ甘い!」
ダァン!
弾が腕を掠める。
「まだだ!」
背後に飛び、空中でベルヴェルクを乱射し、弾幕を張る。
「その程度で!」
ジゼルは華麗な身のこなしで弾を全て避けきる。
「ちっ・・・」
オリジナルのベルヴェルクなら全弾当てるのも可能なのに・・・!
「それで終わりか」
ジゼルが銃を構える。
「トール!」
ミサイルを発射。爆風で視界が見えなくなる。
「なに!?」
「アサルトスルー!」
肩から相手にタックルをぶちかます。ジゼルは吹っ飛ぶ・・・かに見えたが、
「・・・ふっ!」
自ら体を仰け反り、手を付き・・・そのまま反動で俺の頭を足で挟む。
「しま・・・」
「・・・せいっ!」
ジゼルが勢いで仰け反り、俺の体もそのまま脳天から叩きつけられる。
「ぐっ・・・お・・・」
揺れる視界を気にせず、すぐに飛び退ると俺がいた箇
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