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インフィニット・ストラトス ALTERNATIVE
第1章 一学期
第1話 入学と遅刻
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side響
さて、今俺達三人は、VOBを使用して、横浜からIS学園へと向かっている訳だが…
響「ああ、遅刻だ。」
ユ「初日から遅刻とかちょっと不味いんじゃないか?」
網膜に投影されている情報の中に日本標準時があるのだが…それはとっくにIS学園に着くはずの時間を過ぎていた。
響「あぁ…どうしよう…」
テ「鬼教官(笑)に制裁されるのは確定だな。アキラメロン。」
響「そうだな…正直に遅刻するって報告するか…」
ユ「…あ、やっべ。そろそろ時間じゃねぇか。」
テ「ん?どうしたんだユウヤ…って、そういう事か。」
二人が何か話しているが…
響「おい、どうしたんだ?二人共。」
ユ「いや、IS学園が見えてきたから…そろそろ離脱しないと…あ、タイミング過ぎた。ご愁傷様、隊長。」バシュッ
え…?あ。
前にはIS学園。まだ離れているが、今から逆噴射しても間に合わないな、うん。
よし、連絡はするか、“連絡”は、な。
ピリリリリッピリリリリッ
先生A『はい、こちらIS学園です。本日はどの様なご用件で?』
響「あ〜…今からお宅の学園の何処かに激突するから、今からやっても無駄無駄ァ!だと思うけど、まあ一応生徒を避難させて下さい。んじゃ!」
先生A『え、ちょ、ま…』プツッ
よし、連絡はした。
これなら誰か怪我したり死んだりしても罪は軽くなるな、うん。
響「…まあ、民間人が軍人のせいで怪我をする…そんな事にはさせないけどな。」
これは俺が昔A-01の元隊長に誓った事だ。
『どんな事があろうと、民間人を殺さない』
こう、俺は元隊長…「白銀 武」に誓ったのだ。今は何処にいるのかも分からない英雄との約束。それを破る訳にはいかない。…まぁ、自分でも無抵抗の人間を殺すような事はしたくない。
だが、流石にやられたらやり返す。
しかし…心の中に、「それは所詮人を傷つけるのを正当化する為の言い訳なのでは?」と思っている自分がいる…
それもまた事実だ。だが、この悩みを武さんに打ち明けると、夕呼先生が自分に言っていたという言葉を教えて貰った。
『…人は誰しも、大小の差は有れど、他人を傷付けて生きている。それに気付かない奴を馬鹿って言うのよ。』
この言葉に続き、武さんはこう言った。
『自分が他人を傷付けている事に気付き、その事に悩んでいる。その時点で、お前は立派な奴だよ。』
嬉しかった。俺の事を認め、誉めてくれる。そんな人を望んでいたのだと、俺は思う。今になって考えると、親がいなかったから、そういった感情が強く現れたのかも知れない。
だから、武さんに「父親」の姿を見たのは、必然だったのかも知れない。
だが、さっきも言った様、彼はもういない。
2021年3月4日、日本帝国領である、
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