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ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第12話 =決着=
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いわよ…で、アンタ等その死に損ないの言う事真に受けて、アタシらを探してたわけだ。ヒマな人だねー。ま、あんたのまいた餌にまんまと釣られちゃったのは認めるけどさぁ、たった4人でどうにかなるとでも思ってんのかしら?」

ロザリアは唇に嗜虐的な笑みを浮かべながら、右手を掲げて素早く二度宙を扇いだ。
途端に向こう岸の両脇の木立が激しく揺れ、茂みの中から次々に人影が俺たちの前のロザリアの後ろに現れる。ゲームならではのその人に表示されるカーソルは紛れも無い禍々しいオレンジ色だ。その数……10
絶対にないが、もし気がつかなければ俺たちはリンチにあって花をとられ、最悪死んでいただろう。
だが、その10人のオレンジ色の中にグリーンが1人いた。おそらくこいつが盗み聞きした張本人なのだろう。

「ひっ…」

「大丈夫だよ、シリカちゃん」

その10人は現実の漫画でよく見るチンピラを代表したような格好をしていてシリカは拒絶反応を起こしたのか声を上げている。
それをサチがなだめ、自分の後ろに隠し棍を構えなおす。

「み、皆さん…逃げましょう…数が…多いですよ!」

「サチ。棍をしまって転移結晶を一応用意してくれ。シリカとユカも。
でも俺が使うなって言うまではもったいないから使うなよ」

転移結晶は意外と高いからな。
本当にピンチのときじゃないと使うに使えないんだよな…って思っているのは俺だけだろうか?

「かっこつける気?…ま、いいけど」

「うっさいな……さて、行きますか」

そうつぶやきながら俺は背中の真ん中くらいに横向きで装着した鞘から大剣を抜きダランと構える。

「リクヤさん!」

何もそんな泣きそうな声を出さなくても…
だが相手のほうにシリカが俺の名前を言ったことで反応したやつがいた。

「片手の大剣使い…その白い格好…『破壊神』…?」

 急激にその男の顔が白くなり数歩後ずさった。
だから俺、その2つ名…嫌いなんだけどな…守りたいって思ってるから硬さもあるこの称号にしてるのに破壊してどうするんだよ…

「や、やばいよ、ロザリアさん。こいつ…こ、攻略組だ…」

 一応攻略に参加しているその2つ名の持ち主は俺であってるよ?
後ろを少し見るとシリカも驚きの眼差しでこちらを見ているな〜これも含めて謝らないと…

「こ、攻略組みがこんなところにいるわけないじゃない!!どうせ名前かたってびびらせようってコスプレ野郎に決まってる!!
もし当人だとしてもこの人数なら余裕だわよ!!」

この世界でコスプレしたって意味ないだろ…2つ名がつくって事は顔も知られてるんだし…
でもこいつら単純だなー…リーダーの発言にやる気出しなおしてる。それをほかのところに使えっての。

「そうだ!攻略組みならすごいア
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