第十一幕その九
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二人はこう返します、木樵は最初は人間の身体でしたが今では完全にブリキの身体なのでそうなのです。
「だから楽しい、気持ちいいといってもね」
「知らないしこれからも縁のないことだから」
「嫉妬とかはないよ」
かかしと木樵にしてもです。
「むしろ僕達にとっては都合がいいしね」
「そうそう、お腹が空くことも喉が渇くこともないし」
木樵も言います。
「まして寝て休むこともない」
「幾らでも歩けるからね」
「僕達は疲れることもないしね」
「僕達にとって悪いことは何もないよ」
何も食べなくても飲まなくても休まなくてもです。
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