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オズのモジャボロ
第十一幕その五
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「このお城には僕に仕えてくれている沢山の人達がいるじゃないか」
「その人達の為のですか」
「そう、食べものがあってね」
 そしてだというのです。
「お料理を作るシェフの人達もいるよ」
「そうですか」
「うん、それじゃあね」
 それではとです、こう言ってなのでした。
 木樵はドロシーとモジャボロにトト、それに五人の子供達になのでした。笑顔でお誘いしました。
「じゃあ今からね」
「はい、お昼ですね」
「お昼御飯をですね」
「ご馳走させてもらうよ」 
 こう言うのでした。
「お城の皆と同じメニューでいいかな」
「はい、是非共」
「そのメニューでお願いします」
「うちのシェフは。僕は彼のお料理は食べたことがないからわからないけれど」
 このことは仕方ありません、何しろ食べる必要が全くない人ですから。
「家臣のj人達は皆シェフのお料理をいつも美味しいと言っているよ」
「そしてそのお料理をですね」
「今から」
「うん、是非食べてね」
 こう言ってなのでした、木樵はかかしと共に一行を食堂に案内してくれました。勿論食堂の中も全部ブリキで出来ています。
 ブリキのテーブルに椅子にです、装飾品があります。そのブリキの食堂の中に黄色い制服の人達がいます、その人達がです。
 モジャボロ達を見てです、笑顔で挨拶をしてきました。
「やあお久しぶりです」
「お元気そうですね」
「ようこそ我等の皇帝の城に」
「こんにちは」
 ドロシー達も彼等に笑顔で応えます、そしてでした。
 木樵はその黄色い制服の人達つまりこのお城で自分に仕えてくれている人達に穏やかな声でこう言ったのでした。
「これからエメラルドの都に行く予定だけれど」
「モジャボロさん達と一緒に行かれるんですね」
「そしてかかしさんと」
「うん、そうすることになったよ」
 こう笑顔で、です。彼等に言うのです。
「お客さん達がお昼を食べたらね」
「そうですか、わかりました」
「では陛下がお留守の間は」
「うん、留守番を頼むよ」
 笑顔で、です。木樵は家臣の人達に言いました。
「それじゃあね」
「はい、わかりました」
「ではお任せ下さい」
「宜しくね。それでだけれど」
 木樵は家臣の人達に留守のことを任せるとでした。
 あらためてです、家臣の人達に対してこう言いました。
「モジャボロ君達のお料理も出してくれるかな」
「わかりました、それでは」
「すぐに」
「席も用意してね」
 こちらもなのでした、そうして。
 一行はそれぞれ用意してもらった席に座ってでした、お昼を食べることになりました。まずはコンソメスープが出て来てです。
 黄色いレタスとトマトにセロリ、アスパラガスのサラダが出て来ました、ドレッシングまで綺麗な黄色です。
 続い
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