第6話 天火明命(あまのほあかり)
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
っていた。
「火遁・鳳仙花爪紅(かとん・ほうせんかつまべに) !」
そこへダンテは多くの手裏剣を投げ、それに火遁・鳳仙火のように口から炎を手裏剣に向かって吐きだし、炎を纏った手裏剣は男めがけて急接近する。炎の手裏剣は何枚か男に刺さり、さらに炎は服を伝って一気に燃え広がる。
「くぁぁぁぁぁ !」
男は火まみれになり、地面に倒れ伏す。
暫く時間がたってジューと食べ物でいうこんがり焼けあがりましたというような音がして、三人はその男に近寄る。
「どうよ。オレ達の連携プレー。パネエッっしょ」
「フン。チャラチャラ野郎にしては上出来だ。よくダンテの攻撃範囲に誘導してくれたもんだぜ。そしてダンテ、お前、手裏剣術やっぱりうめーな」
「はは……。それはイタチさんに」
三人は初めて敵を倒せた喜びに浸っていたが……
――――――それも束の間だった
「うん。パないね。でもこれで終わりだ。まさか両方の性質変化を使わなくちゃいけなくなるとはね〜。これでも『元』中忍なんだけどな〜」
三人の背後に、『声』。目の前にあるのはただの土であった。
「んま、こっちをはやく終わらせて兄貴の方へ合流しよ〜」
そういって男は顔を歪ませ、不気味な笑みを浮かべながら印を素早く結んでいく。そして、男は大きな声でその術名を口にする。
「泥遁・混凝土(でいとん・コンクリート) !」
男は口からコンクリートを大量に吐き出し、三人にかける。あたりに散らばったコンクリートは徐々に固まり始め、体にかかった部分も固まり始める。その分重量が増すため、三人の動きが段々と鈍くなっていく。かわそうにもかわせない状況へと陥っていったのだ。
「くっ、足が……」
ダンテは両足にコンクリートが付着し固まって動けなくなる。
「ちっ、両腕がいう事きかねェ……」
マヤは両腕にコンクリートが付着。自由に動かせなくなってしまった。
「まじありえねェ〜 ! 」
ラオは体の胴体の部分と地面にコンクリートが付着。仰向けになったまま、不自由な状態となってしまった。
「みな、大丈夫か ! くっ !」
「おい、お前の相手は、俺だろうが」
皆の無事を案じるヤマトだが目の前の敵が邪魔で援護しようにも援護できない。
金髪の男も相当のやり手でヤマトも手を焼いていたところである。
「おーい、兄貴〜、こいつら始末したら、兄貴のところ援護行くわ〜。手こずってるっしょ〜 ?」
「ふん、生意気な……。いいからさっさと殺れ」
「はーい。それと、君たち、その驚いている様子だと、チャクラの性質変化を知らないようだね。可哀そうに……。んま、知らなかったのが悪いね。あとそのコンクリート、俺特製でよほどの衝撃や熱を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ