第5話 襲撃
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紙に興味を示し、手で触れようとするところをダンテは目にする。その紙をよく見てみると何やら数字が1ずつ減っていっているのがダンテには見えた。十五、十四、十三…。数字は一秒ごとに零へ向かっていく。そしてその変化している数字の上には…
「何これー、文字が勝手に変わっていってるー」
「(まずい…… !)」
ダンテは窓から大胆に飛び降り、少年が紙に触れるのを阻止しようと少年に向かって一気に走っていく。その間にも、数字は八、七、六と着々と零に向かっていく。時は止まってはくれない…。
「(間に合えっ… !)」
ダンテは少年に向かってダイブ。もはや地に足をつきながらでは遅いのである。そして、数字が『零』へと変わった時であった。
―――――――パレードが奏でる音と歓声のハーモニーが、一瞬で轟音と悲鳴のディスコードへと成り変わる
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