暁 〜小説投稿サイト〜
剣の丘に花は咲く 
第四章 誓約の水精霊
第一話 プレイボーイ
[11/11]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

 ルイズが大人しくなったのを確認した士郎は、ルイズから手を離すと、ドアに向かって歩き出した。
 そして、ドアノブに手を掛けると、ドアを開く。

「今日は俺は外で寝る。ルイズはゆっくりと休んでくれ」
「え? ちょっ――」

 ドアの向こうに消えていく士郎の姿。ルイズがハッと顔を上げ何かを言おうと口を開こうとしたが、それは士郎の声の前に消えていった。




「ああ、それとルイズ。例えお前が俺を嫌いになったとしても、俺はずっとお前が好きなのは変わらないからな」




 その声と共にドアが閉まる。


 部屋の中、ベッドの上のルイズの顔は……まるで熟れすぎたトマトのように真っ赤になっていた。






「嫌いになんてなるわけないじゃない……他の人を好きになるわけ……ないじゃない」




 ルイズの小さな声は、ドアの向こうへ届く前に消えていった。




「シロウの……ば〜か……」








[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ