第四章 誓約の水精霊
第一話 プレイボーイ
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ルイズが大人しくなったのを確認した士郎は、ルイズから手を離すと、ドアに向かって歩き出した。
そして、ドアノブに手を掛けると、ドアを開く。
「今日は俺は外で寝る。ルイズはゆっくりと休んでくれ」
「え? ちょっ――」
ドアの向こうに消えていく士郎の姿。ルイズがハッと顔を上げ何かを言おうと口を開こうとしたが、それは士郎の声の前に消えていった。
「ああ、それとルイズ。例えお前が俺を嫌いになったとしても、俺はずっとお前が好きなのは変わらないからな」
その声と共にドアが閉まる。
部屋の中、ベッドの上のルイズの顔は……まるで熟れすぎたトマトのように真っ赤になっていた。
「嫌いになんてなるわけないじゃない……他の人を好きになるわけ……ないじゃない」
ルイズの小さな声は、ドアの向こうへ届く前に消えていった。
「シロウの……ば〜か……」
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