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IS〜僕はあなたと天を翔ける〜
プロローグ
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彼女』は惹かれ合うだろう。

『鬼才』と『天災』

2人の見る世界はどんな世界だろう。

女神は笑う。

2人が起こすこれからの世のありようが楽しみで。

女神は笑う。

彼が私にどんな世界を教えてくれるのだろうか、と。

『また、会いに来る』

初めてだった。

いままで数多くの人間を送り出して来たが、女神に対してまた会いに来ると言った人間などはいなかった。

だから笑う。

彼が私に会いに来るというのだから。

「──気に入ってもらえるかな?私の授けた祝福を」

女神は笑う。

彼の、『篠ノ之(しののの) 結弦(ゆづる)』の幸福を願って──





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