暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick67_試験を始めます
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・別にちょっとした冗談ぐらい、いいだろ」

「よくない!」「いいわけあるか!」

「ったく、マジになるなよ」

「信乃、いい加減にして♪」

「・・・・・あの、美雪、なんか、こわ「いい加減して♪」 はいごめんなさい」

信乃は諦めて溜息をつく。

「ではけっかをはっぴょうしまーす」

「適当な言い方ですの」

「いちーばーん 「信乃、いい加減にして♪」 はいマジでごめんなさい。

 一位 御坂美琴 Time 06.02
 二位 婚后光子 Time 06.15
 三位 西折美玲 Time 06.18
 四位 西折美雪 Time 06.36
 五位 湾内絹歩 Time 06.44
 六位 泡浮万彬 Time 06.45」

「そ、それで・・」

「合格結果は?」

湾内と泡浮が怯えた様子で先を促す。

「合格ライン、Time 06.50をクリアしています。
 全員合格おめでとう」

『や』

「や?」

『やっったー!!!!!!!』

試験に参加していない佐天、白井、黒妻も我の事のように一緒に喜んだ。

「あー、まさか全員合格するとはな・・・」

ほとんどのメンバーが喜び抱き合う中、信乃は聞こえないくらいの声で呟いた。

「信乃、嘘はいけないよ♪
 全員が合格できるように合格ラインを作ったでしょ♪?」

それを近くにいた美雪は聞き逃さなかった。

「さーて、なんのことかな?」

「この3日間で佐天さん達の1週間と同じタイムを出せって言っていたの、ミスリードでしょ♪」

「・・・誰にも言っていないよな、それ?」

「大丈夫♪

 それに練習の3日間はA・Tにはリミッター付けていたでしょ♪?
 試験の時は全解除した♪
 前日より1秒近く速くなるってあまりあり得ないよね♪」

「なんでもお見通しだな、美雪。

 バレないように少しずつリミッターを付けていた。毎日整備で預かっていたのはこのためだ。
 琴ちゃんの成長にはびっくりしたぜ。2日目は最下位から2位まで上がったんだからな。

 リミッターを増やしてなかったら、3日目にタイムを切るところだった」

「最下位から2位までって、信乃何で知っているの♪? 超能力♪?」

「そんなわけないだろ。A・Tに仕込んである≪リード≫だよ」

「≪リード≫♪?」

「正確に言えば、A・Tの踵部に入っているメモリ・スティックに
 使用者の数値化情報が全て入っている。それを読むシステムが≪リード≫。

 だから湾内さんや泡浮さんが2日目から急に上手になったり、琴ちゃんが
 2日目の途中から≪歩く≫を上手になったりしていたのを知っているぜ」

「そんな〜♪ 私達にはプライバシー
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