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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
65話:海水浴だよ、全員集合〜!(PART1)
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しこのバカが何か言いそうになった瞬間、俺の本能がカオルの顔を砂浜に突っ込んでいた。

だがこの行動は、決して間違いではなかった。現に俺が行動をする直前に聞こえてきた音は、確かにシグナムから聞こえてきたし、しかもシグナムは首に下げている待機状態のデバイスに手をかけていた。
このままこいつに話させると、このビーチが殺人現場になりかねない。

「お代官様、何卒お許しを!ここは皆が海を楽しむ場所、そんなところで血の海が広がっていては、あなたの主様達も楽しめないかと!」
「………」
「まぁ落ち着けよシグナム。士の言う通りだし、こいつがバカなのがいけないんだ。それに……減るもんじゃないし」

軽く笑いながら言ったヴィータを、シグナムは鬼の形相のまま睨んだ。流石のヴィータもこれにはたじろいだ。流石は将、一睨みで黙らせるとは。

「そうやでシグナム、触られた程度じゃこの胸は減らんやろ!」
「ひゃぁあっ!?」
「「「ぶぅぅっ!?」」」

そこへいきなり声が聞こえ、シグナムの背後から手がニュッと現れシグナムの胸を鷲掴みにする。そしてシグナムがいきなりの事で変な声を上げるのと、その光景を目の当たりにしてしまった俺達が吹くのは、ほぼ同時だった。

「あ、主!こういう事はあまり人前では…!」
「えぇやんか〜、減るもんやあらへんし」
「確実に私の精神的な何かが減ってます!」

「なになに?何が起きて―――」
「だがカオル、てめぇはダメだ」
「ぼぶしっ!?」

目の前の光景に目を逸らしていると、地面に埋めたカオルの頭が出てきた。しかし俺はそれをさせまいと、再びカオルの頭を砂浜へ突っ込む。
くっ、今の光景を(カオル)に見せたら、大変な事になりかねない。

「あ〜、やっぱシグナムのはえぇな〜。このぽよぽよ〜って感じとぷにぷに〜って感じがたまらんわ〜」
「や、止めてください主!そんな風にされては、水着が取れて…!」

なんかうんうん唸っているが、気にしてはダメだ!これ以上この場をカオスにしてはならんのだ!もっと、もっと下に!起き上がれないようにさらに下へ!













遅れてやってきたなのは達四人は、目の前の光景に困惑していた。

「……ヴィータちゃん」
「…なんだ、なのは?」
「これ…どういう状況…?」
「……正直言って、私もわからない」

全員の視界に映るのは、二人の人物とその行動。
片やスタイルのいいシグナムの胸を撫でまわし、揉みまくるはやて。片や誰か―――この場にいるメンバーから考えるにおそらくカオルを頭から砂に埋もれさせ、某犬上家の一族の如き光景を作り出そうとしている、士。

傍から見ても―――カオスとしか言い様がない光景だった。








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