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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
65話:海水浴だよ、全員集合〜!(PART1)
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向かってジャンプする。
アツアツになった砂浜を駆け抜けた所為で、火傷しそうな程温まった足を海に突っ込む。

「ひゃあっ!きっもちぃぃ!」
「海なんて久しぶりだなぁ、おい!」

足でバシャバシャと音を立てて、カオルと一緒にはしゃぎ回る。

「はぁ……あの馬鹿どもは…」
「見てるこっちが恥ずかしくなりそうだな…」

その後ろ―――未だ砂浜に立っている龍也とクロノ。腕を組んでこちらを見てくるその様は、明らかに呆れた様子だった。

「んだよてめぇら!海だぞ海っ!楽しまないでどうすんだよ!!」
「そうだそうだ!」
「ガキかお前らは」
「僕はガキじゃないんだ」

かっ!十八だからって羽目も外せないと、大人になれないぞ?
因みに俺が着けているのは、黒ベースの赤いラインが入った海パン。カオルは青ベースの、龍也は俺と同じ黒ベースで、俺とは別の装飾をが施されたものだ。まぁこんな事言っても、誰得だって話だけどな。

しかし、だ……

「なんでお前はスポーツタイプの水着なんだよ…」
「ん……何か可笑しいか?」

いや可笑しすぎだろ、おい。なんで海に来てまで、そんなピッタリ張り付くスポーツ水着着てんだよ。

「僕自身あまり海はいかないし、泳いだのだって訓練校での訓練内だけだからな。こっちで言う水着なんて持ってなくて、昨日急遽買ったんだ。それで店員に聞いてみたら…」
「それが来た、と…」
「見るに哀れだね、これは」
「流石の俺も、これは哀れだとしか言い様がないな」
「年上に向かってなんだその言い草は」

おっとマズいマズい、こめかみに青筋が立ってらぁ。これ以上いじるのはマズいな。

「それにしても…遅いな皆」
「はぁ?クロノっちそれ本気で言ってるの?」
「クロノっち!?」
「女性の着替えは時間がかかる。男にとってこれは常識であり、文句を言ってはいけないという暗黙の了解だぞ?」

カオルと龍也にそう言われ、クロノは顔をしかめる。どうやら二人の言ったことが真実なのか、判断しかねているようだ。

「……士、今のは本当なのか?」

そしてクロノは意を決して、俺へ質問を投げかけてきた。
俺はフッ…と鼻を鳴らし―――


m9(^Д^) と。


その後、クロノにめっさ殴られた。後で訳を聞いたら、『とにかくうざかったから』らしい。
























それから数十分後。俺達四人は持ってきていたビーチボールを使って、ビーチバレーを静かに―――

「だぁらっしゃぁあ!」
「とうっ!」
「このっ…!」
「せいっ!」

やっていなかった。だいぶ騒がしいな、これは。意外にもクロノも一緒に熱くなってやってる。


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