暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
65話:海水浴だよ、全員集合〜!(PART1)
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
一人で、なんて言ったって久しぶりの夏休みだ。早めに宿題を終わらせ、のんびりしようかどこかへ行こうかと考え、まぁどうせ管理局の仕事で大半が潰れるんだろうな〜、と半分投げやりに考えていたところ、そこにはやてがやってきて……

『今年は海に行きたい!!』

と申し出てきて、俺はそれを了承した。
考えてみればすぐわかることだ。長い間足が悪く、車イスでの生活を余儀なくされたはやてが、遠くへ行くことは愚か、まともに海で泳いだ事など、あったとしてもそれは随分と昔の話。覚えているのは難しいだろう。

それに体育の時間――特にプールでの水泳の時間なんて、はやてがまともに泳げているところを俺は見たことがない。(見る機会があまりない、ということもあるが)
海に行きたいという願望か、それとも泳げるようにしたいのか。流石に真意を問うことはしなかったが、理由としてはそんなところだろう。それなら断る理由もない。ましてはやてからの直々の『わがまま』だ、ここで行ってやらないと約束を破ることになる。

そんで、場所は海鳴の海ではなく、思い切ってバニングス家所有の海岸―――つまりはプライベートビーチにでも行こう、という事になり、現在に至る。


メンバーは俺を含めたいつもの八人は勿論、八神家からはヴィータとシグナム、高町家からは桃子さんと美由希さん。ドライバーとして鮫島さんとノエルさん、士郎さん。
さらになんと、こんなイベントには不参加がちなお堅い執務官、クロノまでもがアルフ連れで参加して、計十六人(と一匹)となった。

クロノが参加することに驚きを隠せなかった俺は、理由を本人に聞いてみたところ……

『母さんに、偶には義妹(いもうと)と一緒に羽を伸ばして来たらどう? なんて言われたんだ』

とのこと。まぁ何かあれば連絡が来て、シグナムやヴィータを連れてアースラに戻るらしいが、三人はそれまではゆっくり過ごすつもりらしい。

因みに淫獣ことユーノ・スクライアは、今日は無限書庫で仕事と、そして日課になりそうだと言っていた書庫の整理だ。あいつもあいつで、大変そうだということだ。
ヴォルケンズの残りの二人も仕事で、今日は来ていない。そのことを話してくれたはやては、何故か面白そうに笑っていたが……何かあるのだろうか?

恭也さんと忍さんは今回は来なかった。まぁあの二人の事だ、仲好く楽しくやっているのは間違いないだろう。


とまぁ、能書きはこれぐらいにして……

「夏だ!」
「海だっ!」

「「イイィィィッヤァァッホオオォォォォォォォ!!」」

ビーチサンダル片手に、今も日差しにさらされる砂浜を走り抜ける。隣には同じようにビーチサンダルを持ってるカオルが、並んで走ってくる。

そして某髭の濃い配管工のおっさんの如き叫び声を出し、海へ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ