第二話
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。軽く叩くとウインドウが瞬き、フレンド登録完了を知らせる簡単なメッセージへと変化する。
その通達は、やはり少女の下にも届いたようで、ウインドウがあると思われる空間へと向けられていた目が瞬間にぱっと輝き、次いで再びあのいたずらっ子の笑みを取り戻した。
「ふふ、名前、『ユウ』だよね?あたしの第一フレンドさん!……フレンド消したら許さないからね?」
「しねーよ。てか、嫌なら最初からフレンドなんてならないって――えーっと、セイラ……じゃないよな、『シーラ』かな?ま、よろしく」
「へえ、ユウって頭いいんだね。大体の人はセイラって言うのに」
俺がいじりがいのある反応をしなかったからだろう。わずかに口をとがらせる俺の一番目のフレンド、『シーラ』にドヤ顔を浴びせると、対女子パニック症改善の糸口が見えた気がして、俺は満足を感じながら、彼女と握手を交わした。
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