第十四話 Subterranean Base
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ルインが次に選んだのはオクトパルドのいる海。
水中戦が充分想定されてはいたが、この動きの悪さは予想以上だ。
動きが緩慢になり、地上のような迅速な動きが行えない。
HXアーマーも水中では自慢の機動力も役立たずになり、FXアーマーも炎を使えず、PXアーマーは電磁迷彩を使えない。
故にもしエックスからアーマー解除プログラムを受け取らなければ、ルインの基本のアーマーであるZXアーマーで戦わなければならなくなるところであった。
現在のルインのアーマーは青を基調としたヘッドパーツに二基のウォータージェットとハルバードを装備したアーマー。
水中戦に特化したLXアーマーで挑んでいた。
ルイン「それ!!」
ルインのハルバードを振るいマンボウ型メカニロイドを両断する。
ハルバードは使い慣れたセイバーと比べれば使い勝手はあまりいいとは言えないが、これから慣れればいいかと考え、奥へと進む。
この先にいる特A級ハンターを倒すために。
深海の武装将軍…ランチャー・オクトパルド
元第6艦隊所属。
銃火器で全身を武装し、狙った獲物は決して逃さず、常に“手数の多さ”でイレギュラー達を圧倒していた。
作戦や戦闘に美しさを求め、美しく戦う事に至上の喜びを感じ、自らを“水中戦闘のアーティスト”と自称し、長らく周囲に理解されてこなかったが、シグマにその美意識を認められた事から、反乱に加わる事となる。
蜂起後は海上都市を襲い、海路を遮断している。
ルインが奥へと進むとウツボ型のメカニロイドが向かってくる。
ルインはメカニロイドの背に乗ると頭部を串刺しにする。
頭部を貫かれたメカニロイドは機能を停止させた。
このLXアーマーは水中ではかなりの性能を誇る。
地上でもZXアーマーと殆ど同じ機動力を誇るために水陸両用のアーマーなのだろう。
再びルインに向けてウツボ型メカニロイドや水中用メカニロイドが迫る。
ハルバードにエネルギーを最大までチャージする。
ルイン「出てこい…フリージングドラゴン!!」
ハルバードを勢いよく振るうと氷の龍が放たれた。
龍はメカニロイドに向けて牙を剥き、次々とメカニロイドを撃墜していく。
最後のウツボ型メカニロイド。
流石にあのメカニロイドは硬い。
だが…。
ハルバードをメカニロイドの口に突っ込むと、内部を凍結させる。
極低温の冷気がメカニロイドの内部を破壊した。
ルイン「弾けろ」
彼女の言葉に反応するかのようにメカニロイドは粉々になった。
凍結したメカニロイドの破片が海に差し込んだ太陽光に反射して美しい光景を生み出した。
「素晴らしい…」
奥から聞こえてきた声。
間違いない。
ルイン「オクトパルド…」
オクトパルド「そうです。お久しぶりですねルインさん。相変わ
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