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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
決戦と幻と
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プする。



礼拝堂から少し離れた所。

テレビーを召喚して地下水に幻術を使わせる。

「き、君は?」

軽く血を吐きながら言う王子。

「俺はタバサの使い魔。っていってもわからんだろうから、そうだな……ルイズの使い魔の師匠だ」

「使い魔?っぐ……!」

「あんまり喋るな。致命傷ではないとはいえ傷は深い」

「戻らねば……」

「動くな、これから治してやるから」

「……治す?君は……水のメイジなのか?」

「いや、違う。異界の術を使う……召喚魔剣士ってとこか」

「召喚……魔剣士?」

「ま、詳しい話は治してからな。では早速」

王子は不思議そうに見ている。
俺は気にせず召喚する。

「召喚、聖母プラーマ!」

光が下りて来る。

白い羽を生やし、耳は長く金色の長い髪の美しい女性。

耳と金髪だけみればエルフと思われていただろう。

だが、純白の美しい羽と背中にある大きな黄色い輪は神秘的な感じをかもし出し、纏う優しい光は神々しさを感じさせる。

王子は呆然と見ている。

「プラーマ、この人の傷を癒してくれないか?」

プラーマは微笑みながら頷き、すっと王子に近寄る。
王子は完全に固まってしまってる。

プラーマが手を王子の傷にかざすと光が集まり、みるみると傷が治っていく。
治療が終わったのを確認して。

「ありがとう、プラーマ」

いつでも呼んでくださいね。といった感じですうっと消えていった。

少しして呆然としていた王子が復活した。

「さ、先ほどの方は?」

「聖母プラーマ。慈愛に満ち、分け隔てなく癒す霊界の聖母だな」

「……」

また呆然と固まってしまった王子。

「さて、王子よ。怪我は治ったのだが、俺はお前をあそこに戻す気はないからな」

その言葉に王子は復活する。

「なぜだ!」

「あそこに戻っても死ぬだけだし、それじゃあ助けた意味がない。よってお前は俺の手下の所にいってもらう。拒否権はない」

「確かに貴方には助けてもらった恩があるが、それには従えない!」

「拒否権はないといったはずだ。しばらくの間、身を潜めてろ」

「なら、私は貴方を倒してでも戻ります……!」

「はぁ、治した直後に自分で傷つけるのなんてアホらしい。こいつに任せる。召喚、プ二ム!」

ポンって音と共にプ二ムが王子の前に召喚される。

「こんな小さな幻獣じゃ、私を止めることは……!」

「いいや止められる。プ二ムこの王子を止めてくれ」

「ぷに!!」

やる気十分!って感じで鳴くプ二ム。
大きな耳の先を握りこぶしみたいにしてぶんぶん振り回し、王子を思いっきり殴った。

「……!?痛く
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