騎士と武士
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それに少し不機嫌そうな表情になったパラゴーネは、ふいっと顔を背け口を開く。
「先ほどの、アスール殿とセリア嬢の件だが」
「!」
ティアとクロスの両親、クロノの父親。
パラゴーネはその2人の名を口にし、続ける。
「あの御二方は、シャロン様に殺害された」
「それは知ってる」
先ほど、パラゴーネがそう言ったのだから。
そう返すと、パラゴーネは躊躇うように瞳を揺らした。
その足が、止まる。
「パラゴーネ?」
足が止まったのに気づき、グレイも足を止める。
俯いたパラゴーネは、ゆっくりと呟いた。
―――――グレイを驚愕させる、一言を。
「あの御二方は―――――ティア嬢を殺害しようとして、シャロン様に殺害された」
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