マクロスF
0671話
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Fを操縦するにしても、反応速度をもう少し早く出来るように調整しないといけないだろうな。機体制御に若干の遅れが出るだけならまだ何とでもなるが、武装に関してまで影響してくるとなるとさすがに厄介だ。
ガーリオンでもここまで酷くなかった……いや、違うな。ガーリオンの使っていた時のギアス世界では俺はまだ歴とした……と言えるかどうかは分からないが、人間だった。だが、その後のネギま世界の出来事で俺は混沌精霊へと進化している。それを考えればしょうがないのか。
そんな風に考えつつもファイターに変形し、敵機の背後へと回り込みミサイルとビームを連続して発射。それを相手は先程のこちらと同様にフレアを使いミサイルから抜け出す。だが、フレアはミサイルを防げはしてもビームは無理だ。後部へとビームを食らい、体勢を崩したところでバトロイドへと変形。右手にピンポイントバリアを展開しつつ……
「くたばれ!」
その叫びと共に、右拳が敵機の胴体へとめり込む。
ちっ、ここでも反応速度の差が出たか。俺はコックピットを狙ったのに、機体の反応が俺に付いてこれずに拳の振り下ろし先がずれて胴体へとめり込んだのだ。
この辺、やっぱりどうにかしないとな。
そう考えていると、やがてシミュレーターが終了する。
外へと出ると、唖然とした表情を浮かべているオズマとジェフリー。
「お前……本気でVFに乗ったのは初めてだったんだよな?」
ようやくといった様子で尋ねてくるオズマに頷き、口を開く。
「ああ。だが、言っただろう? 俺は元々機動兵器を操縦していたと。だが……この程度の機体性能だとさすがにちょっと問題があるな。尽く俺の反応に付いてこれないんだから。出来れば俺が乗るのはもっと性能の高い機体を希望する」
オズマとジェフリーの2人へとそう告げ、俺の一連の能力証明は終わるのだった。
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