暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0671話
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「さて、理由が分かったところで早速機体を動かして貰うぞ。細かい指示はシミュレーターの指示通りにやっていけばいい」
「分かった」
「じゃあ、お前がどれだけの実力を持っているのか……楽しみにさせて貰うぞ」

 そう言い、通信が途切れる。
 恐らく外から俺の操縦しているシミュレーションの内容が分かるようになっているのだろう。

『これよりチュートリアルを始めます。まずは機体選択をどうぞ』

 流れてきた音声の指示に従い、オズマの言う通りにVF-171を選択する。
 さすがにナイトメアの後継機だけあって、その外観に類似性がある。ナイトメアがどこかステルス戦闘機を思わせるようなずんぐりむっくりとした外見をしているのに対し、VF-171はスマートな印象を受けるが後継機と言われれば納得だろう。

『では、次に機体を起動しましょう。モニタに映し出された手順通りに機体の起動を行っていって下さい』

 これもまた、声の指示に従って機体のチェックを確認しつつ起動する。

『機体の起動を確認しました。では、発進します。まずはこちらの指示に従って飛んで下さい』

 同様に、声の指示に従いながらシミュレーションの空を飛ぶ。
 こうして操縦してみると、純粋に戦闘機としての能力の面で見ればソルプレッサより若干劣るくらいだな。ただ、PTやAM、ADの補助として割り切られて開発されたせいか武装がバルカンとビーム砲しかついていないソルプレッサに比べると、ビーム砲4門にガンポッド、ミサイルが基本装備のVF-171は攻撃力という点ではソルプレッサよりも上だろう。
 初心者用と言われているVF-171でこれなら、今の主力VFはどんな具合なんだろうな。年代的にVF-19エクスカリバーよりも上なのは間違い無いだろうが。
 そんな風に思いながらシミュレーターの指示により機体を飛ばし、大きく迂回するようにして回り、あるいは高度を上げ、下げといった事を繰り返す。
 不満点としてはただ1つ。……機体の反応が鈍いという一点。これに尽きるな。
 ソルプレッサも同様の問題を抱えてはいるが、俺に取ってソルプレッサというのは基本的には移動用の足でしかない。だからこそ反応速度が鈍くても問題は無かったんだが、このマクロス世界ではVFが主力だ。となると、俺もVFで戦闘に参加する事になる訳で……

「こんな程度の性能で大丈夫か?」

 シミュレーターの指示に従い、ビーム砲を発射して目標へと命中する。

「何だ、満足出来ないのか?」

 シミュレーターの画面だけではなく、コックピットの方まで外から見ていたのか、オズマのそんな声が聞こえて来る。
 機体を操作しながら敵のVFから放たれるミサイルをガンポッドで迎撃しながら頷く。

「満足出来ないというか、反応速
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