第二十九話
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後継者の劉キ殿の領地ではあるのじゃが、領地的には妾の領地じゃからな。それとなく、何かあれば報告するようにと妾が言っておいたのじゃ」
「………お嬢様……立派になられて……」
七乃は美羽の成長ぶりに思わず涙を流した。
その時、一人の兵士が来た。
「袁術様。細作からの報告です」
「うむ。七乃、受け取るのじゃ」
「はい」
兵士は七乃に書簡を渡すと、玉座を出た。
「……………」
「………お嬢様。これを見て下さい」
七乃は書簡を美羽に渡した。
美羽は書簡を読むと、思わず溜め息を吐いてしまった。
「……とうとう来てしまったようじゃな……」
「そうですね………」
細作からの報告……それは劉宏が死去した事の報告だった。
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