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エピソード6 流星VS閃光
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決着デュエルが受諾されました。』
デュエルが受諾され、カウントダウンが開始される。


カウントが刻一刻と進む中、アスナは流星に勝つためのプランを頭の中で練る。

(彼が見せたのは、蹴り技と投剣……おそらく、さっきと同様に最速で決めにくるはず。だから、接近して攻撃してきたところのカウンターを狙う!)

プランが練られ、それを実行するためのイメージを形作り、さらに他にも幾つかのパターンをもつくる。

『DUEL』

デュエル開始の合図と共に5mもの距離を一瞬で詰めてくる。『飛脚』を放ち、胴体に膝蹴りをきめてこようとする。
それを寸前のところで回避に成功する。

「これで!」

スキルディレイで動けない流星に最速の『リニアー』を放つ。

勝った!






と確信したが…








動くことがシステム上不可能なはずなのに…








その突きを何事もなかったのように回避し








「え!?(なぜ!)」


突き技を放ち、伸びきった腕を掴まれ、一本背負いのように背中で私の体を持ち上げ、そのまま投げ飛ばされる。

「きゃあ!」


着地の衝撃で立ち直れないままでいると剣を喉元へ突きつけられる。

「くっ、あ、アイ リザイン」

アスナの敗北宣言とともに空中にウィナー表示が現れる。

流星はコートを翻して、ボス部屋の出口へと向かっていく。

「待って!」とその背中に声をかける。

「はぁ〜、なんだよ…」
大きなため息をして、なんだかご立腹なアスナのほうを向く。

「どうして、『流星剣』を使わなかったんですか!」
あぁ、そゆこと…剣を使わなかったことに対して手を抜かれたと思ったわけですね。

「私が女だからって、手加減したんですか!」

「俺は全力でやったぞ。それに俺に『流星剣』を使わせたいなら強くなればいいだろ。」
違うか?と正論を返す。

「くっ…で、でも!」

「デモもストもない!俺は全力でやったし、もっとアスナが強くなればいいだろ。」

「あ、そうそう。ヒース、約束は守れよ。」

「わかった。男に二言はないさ。」

じゃあなとその場を後にする。その間、中層のモンスターぐらいなら、視殺すこともできるんじゃないかと思うほどの鋭い視線をアスナに向けられていた。

こりゃ、絶対恨まれてるな。アスナだけには、正体を明かしたくない。バレたら殺されそう。マジで!


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翌日の新聞で

『閃光のアスナと最近攻略組として活躍している『ロード・オブ・ナイツ』が流星に挑むと瞬殺!!』

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