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エピソード6 流星VS閃光
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ュエルを選択し、YESを押す。
『KAINとの1vs1の初撃決着デュエルを受諾しました』
とウィンドウが変化し、同時に60秒のカウントダウンが開始される。
対戦相手であるカインはニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべながら、槍を構える。
どうせ、勝ったら貰える俺が手に入れたLAのことでも考えてるんだろうな…
人それを取らぬ狸の皮算用と言う。
何事かと攻略組の面々が集まってきて、即席の決闘場がつくられる。
そして、カウントが5…4…3…2…と一桁になり、残り1秒になった時、地面をSTR値全開で蹴り、周りの野次馬の視線から俺の姿が一瞬消える。
そして、DUELの文字が空中にフラッシュすると同時にカインの顔面に飛び膝蹴りが炸裂し、後方へ大きく吹き飛ばす。
(ソードスキル無しの蹴りでは、流石にダメージはないか…)
着地と同時にナイフを取り出し、最も出の速い『クイック・シュート』を放つ。
それは吹き飛ばされたカインを追っていき、カインが地面に足をつける前に着弾、ボス部屋の壁まで吹っ飛ばした。
『DUEL』 『WINNERー****** LOSEーKAIN』
開始一秒もかからず、終了したため、DUELとWINNERの文字が表示されるという奇天烈なことが起こった。さらに勝者のほうの名前が
*
(
アスタリスク
)
で表示されているという点だ。
デュエル終了後には必ず敗者と勝者の名前が表示されるので、それで俺の正体がわかると思っていたのだろう。残念だったな。
種明かしは今装備している『ネーム オブ アスタリスク』というネックレス型アクセサリーのおかげで表示される名前が*になっているだけだが、このアイテムを知っている者がほとんどいないのでバレる心配はない
「さて、次はKOBとやるわけだが、誰とやればいいんだ?」
「そうだな、我々からは副団長のアスナ君にやってもらおうかな。」
「お願いします。」
野次馬の中から出てきて、律儀にお辞儀をしてくる。
「ところで、彼らに対してあんな条件を提示して、しかも対戦相手にあそこまでしますか、普通。」
そう言って、壁にもたれているカインに視線を一瞬向ける。
カインは壁にぶつかった衝撃からか気絶しているようでしかも投げたナイフの威力が凄まじかったのか紺の鎧には穴が空いてしまっている。
「提示した条件に関しては、LAを手に入れることに見合うデメリットを提示しただけだ。それにあの阿呆に関してはうざかったから。反省はしていない。」
などと言ったので、呆れているアスナ。
そんなアスナにお構いなしにデュエル申請を送る。
『******から1vs1のデュエルを申し込まれました。受諾しますか。YES/NO』
『******との1vs1の初撃
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