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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
28話(改正)
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せん。私達の役目を果たすべきです。」
「そのとうりだ。ここは歯をくいしばって耐えないとな。」
「あんた!それでいいの、仲のいい知り合いだろう!」
「いいわけあるか!俺だって、出来れば助けに行きたい!くそ!あそこにはもっと、多くの知り合いがいるんだからな!」

 そう言う、カザハラ所長の手は皮膚に爪が食い込み血が流れます。
 その様子を見て、アヤノは沈黙し、涙を流します。

「くそ!せっかく、力を手に入れたのにどうしようもないなんて!」

 そう言って、大泣きします。
 それをリョウとユキヤが慰めます。
 その時に、レーダーにこの艦に近づく機体に気が付きます。

「セシルさん!このままだと、追いつかれてしまいます。」
「任せて!T・Eウイングを使用します!席について、シートベルトをしてください。」

 私も知らない装備がこの艦には付けられていたようです。
 私達がシートベルトをした瞬間、加速が掛かり追いつきそうになっていた敵機を一気に突き放して、この空域から離れていきます。
 苦い思いをしながら。
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