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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第408話】
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、郷に入れば郷に従え、だから私は教官の事をパパと呼ぶ。 ……だが、ヒルトがおかしいと言うならば、直そう」
「あ、いや、理由があるならパパで構わないさ。 悪かったな、ラウラ……」
手を伸ばし、軽く頬を撫でるとラウラの体温が手のひらから伝わってきた。
それに自身の手を重ねるとラウラは――。
「だ、大丈夫だ。 ……ではヒルト、気を付けるんだぞ」
そう言うとまた辺りの警護へと戻るラウラ――……あんな事言ったが、やっぱり俺……何処かでそういう事をされるのに期待してるのかもしれない。
夜空を見上げると、街灯の灯りはあるもののやはり空気が清んでるのか、星が放つ光が煌々と輝きを放っていた。
一夏の家では絶えず笑い声が聞こえ、軽く欠伸が出つつも俺はひたすら玄関から一夏が出ない事を祈った。
それから約一時間、途中で何度か親父やラウラに現状報告しつつも、周辺の住民に怪しまれないように時折その場から離れて別の箇所から監視をして様子を見、今は比較的街灯の明かりが無い暗い場所にて監視をしていた。
このまま何も無ければ良いのだが――そう思った矢先、一夏の自宅の家のドアが開く。
俺はそれを注視すると、出てきたのは案の定一夏本人だった――手には買い物袋一枚持っていて、何かの買い出しなのだろうと思うと直ぐ様親父に連絡した。
コール音一回で繋がり、俺は早速今の現状を親父に報告する。
「親父、一夏が外出した。 手には買い物袋一枚あるから何かの買い出しかもしれない」
『わかった。 ヒルト、通話は切らずにそのまま報告だ。 俺も直ぐに向かう。 ラウラにも連絡を』
「了解」
急な事態に、先程とは違った胸の高鳴りがする。
プライベート・チャネルを繋ぐと、此方も直ぐに繋がった。
『ヒルト、織斑に何か動きがあったのか?』
『あぁ、今玄関を出て歩いて何処かに行くところだ。 手には買い物袋一枚あるから、買い出しかもしれない』
『わかった、直ぐにヒルトの元へと向かう。 通信を切る』
チャネル通信が切れると、俺は再度一夏を注視する。
すると若干足早に曲がり角を曲がっていくため、慌てて俺はそれを追うと同時に繋がったままの携帯で親父に逐一報告をし続ける。
暫く後をつけると、一夏は自販機の前までたどり着くと同時に独り言が耳に聞こえてきた。
「お、よかった。 売り切れはないな」
徐にポケットから財布を取り出し、小銭を入れて次々に飲み物を買っていく一夏。
――誕生日会の主役が買い出しというのもおかしいが、今はそんな些末な事を気にしてる場合ではないだろう。
そう思いつつ、自販機から飲み物を買う度にそれを買い物
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