第2話 レッドリバー攻防戦
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ライトの案内でアオイはゼロをレッドリバー基地の格納庫へ入れた。
コクピットハッチを開き飛び降りた後、長い髪を整える。
「全く何で私がこんなこと・・・」
「君があのライガーの乗り手か」
そう尋ねてきたのは、先ほど対峙したアロザウラーのパイロット
ライト・フリューゲルだ
「手荒な真似をしてすまなかった。」
「ホントよ、私とあのバンって子とはついさっき顔見知りになったばっかりだってのに」
不貞腐れる態度をとるアオイに、ライトは苦笑いを見せた。
「でも驚いたよ、この惑星Ziにまだ俺達の知らないゾイドが「お〜いアオイ!無事だったか!」
ライトの言葉を遮るように、バンが手を振りながらアオイの元に走り寄ってくる。
しかし、無言でバンの頭を引っ叩いた。
「痛っ!?」
「何が無事だったかよ、話が違うじゃない!あそこにいる子達ってここに捕らわれてたはずよね?何で雇われ兵になっちゃってんのよ!?」
アオイは怒りながらバンの後ろにいるフィーネ、ムンベイを指差す。
そのムンベイがアオイに話しかけてきた。
「すまないね、けどバンを許してやりなよ。」
「バン、あなたが共和国の兵士と戦ってるのを止めてくれって頼んでたの。」
「え、そうなの?」
フィーネにもそう言い含められたのでバンに怒るのをやめる。
その光景を見ていたライトは彼らに指示を出す。
「えーと君達、そろそろ作戦室に行ってくれ。ハーマン大尉から作戦指示がある。」
「了解っと。」
「行くぜジーク!」
「グウ!」
「はあ・・・」
成り行きで共和国に雇われたアオイも、彼らについていった。
共和国と敵対しているガイロス帝国が、ドラゴンヘッド要塞を根城に
共和国領内に侵攻しているそうだ。
ハーマンの部隊は中立地区で防衛網を敷き帝国軍の侵攻を阻む
その間に単独行動を取るフィーネとムンベイ、そして爆薬を積んだグスタフで
レッドリバーに続くファイヤーブリッジを爆破し帝国軍の増援を来れなくする
作戦を実行することになった。
そして
「作戦開始時刻だ!各機出撃!」
レッドリバー基地から続々とゾイド部隊が発進した。
そこにはムンベイのグスタフ、バンのシールドライガー
そして、アオイのライガーゼロも行動を共にしていた。
「おい女、お前の活躍によってこの戦闘の勝敗が決まる。失敗は許されんぞ」
「はいはい、わかってるって。」
「気をつけろよムンベイ、フィーネ」
「バンにジーク、あなた達もね。」
「おう!」
やる気を見せる彼らだったが、アオイはまだ項垂れていた。
「何でこんなことになったのかしら・・・」
「
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ