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ZOIDS 紅の獅子
第2話 レッドリバー攻防戦
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のよ!」

「敵対するのであれば容赦はしない!」

ダークホーンのガトリングガンが回転し、弾丸がゼロを襲う。

「ダメだ・・・今の私じゃ少佐には・・・!」

啖呵を切りシュバルツに挑んだが、予想以上に手強い相手にアオイは動揺する。


しかし 奇跡は起こった


レッドリバーから爆煙が立ち込めた。ファイヤーブリッジの爆破に成功したのだ

「あれは・・・」

「ファイヤーブリッジが破壊されたか・・・」

『はい、敵の破壊工作員の仕業と思われます!』

「そうか、では撤退しよう。」

シュバルツの命令にマルクスが反論をする。

「何故です!?今は我々の方が優勢です!攻め続ければ共和国内部まで攻め込むことができるのですよ!?」

「その前に共和国軍の増援が来る。その時になってから撤退しても遅いのだ。」

彼らの通信中、アオイは早く撤退しろと心の中で連呼し続ける。

その願いが叶ったのか、ダークホーンはドラゴンヘッドの方へ走り出す。

それに続いてモルガの大軍も撤退を始めた。

「撤退・・・してくれたの・・・?」

目の前で起こった事にアオイは安堵する。

モニターにシュバルツから暗号メッセージが届けられた。

アオイは暗号を解読すると

先ほど抜けた緊張が再び身体全身に走り身体を強張らせる。

「おーいアオイ!!」

「大丈夫だった!?」

アオイの目の前にシールドライガーとグスタフが走ってきた。

「バン・・・ファイヤーブリッジの破壊に成功したようね。」

「ああ、アーバインが協力・・・協力って言えるのか?とにかく、レッドリバーを飛び越えてフィーネ達を助けることに成功したんだ。」

「待たせて悪かったねアオイ、あんたの報酬も上乗せするよう交渉してあげるからさ。」

「え、ええ・・・」

アオイの返事が上の空であり、3人は不思議そうに首を傾げる。

「とにかく基地に帰ろうぜ!腹へってしかたないぜ!」

「帰ったらたんまりご馳走食べさせてあげるわよ!」

「いやっほぅい!!」

「アオイは何がいい?」

フィーネに尋ねられたが、アオイはずっと基地に着くまで黙りこんだままだった。



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