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ZOIDS 紅の獅子
第2話 レッドリバー攻防戦
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言うな300mはあるぞ!」

バンとハーマンが突然言い争いを始めていた。

「あの二人は何をしてるの?」

その疑問に答えたのはライトだった。

「大尉はバンにレッドリバーの渓谷を飛び越えさせてグスタフの援護をさせるそうだ。」

「無茶よシールドライガーで!ライガーゼロならできるわ!私が」

「ダメだ、貴様のゾイドはまともな武装が施されていない。」

「2連ショックカノンがあるわ!障害物除去用に威力は抑えてあるけど」

「それでは爆薬に引火せん!直接爆破しようものならファイヤーブリッジと共にライガーゼロはお陀仏だ!」

悔しかったが、ハーマンの言う通りでありアオイは顔をしかめた。

「大丈夫だアオイ、俺とジークがなんとかしてみせる!」

そう言い残しバンはレッドリバーへ進路を向け走っていった。

「バン!!」

「アオイ、今はバンを信じて待つしかない。」

「ライト少尉、悪いけど私、待つのは性に合わないの。」

アオイはゼロを敵陣へと突っ込ませる。

「何する気だ!?」

「敵の指揮官を叩く!」

「何だと!?」

「そうすれば敵部隊の士気が下がり烏合の衆となる!無理にファイヤーブリッジを爆破しなくても済む!」

「無茶だ!!」

ライトとハーマンの制止の声も届かず、ライガーゼロはモルガの群れを突っ切りダークホーンへ向かう。

『少佐!反乱軍のゾイドがそちらに向かってきます!!』

『何だこのスピードは!?シールドライガーやセイバータイガーの比じゃないぞ!』

「臆するな!奴の狙いは私だ!」

「あの人・・・シュバルツ少佐相手に時間は掛けられない・・・一撃で勝負に出る!!」

ライガーゼロは両前足の爪にエネルギーを集中させ、攻撃態勢にはいる。

「少佐、危険です!!」

「心配するなマルクス(かなり思い切りのいいゾイド乗りだ。この感じ、あいつに似ている・・・)」

シュバルツは何かに確信を抱き、向かってくるライガーゼロに立ち向かう。

「行くよ、ゼロ!!」

ライガーゼロが咆哮し、ダークホーンに向け飛び上がる。

「ストライクレーザークロー!!」

ゼロの爪が、ダークホーンへ向かう。

しかし

シュバルツはダークホーンの機体を最小限に動かし紙一重で回避する。

「なっ!?」

そのまま地面に着地し、再度ダークホーンの方へ向く。

(やっぱり少佐相手じゃ私の手は通じない・・・!)

(やはり、動きの癖が似過ぎている・・・だが風来坊の彼女が何故共和国に味方している?)

アオイは牽制で2連ショックカノンをダークホーン向けて放つが

照準とあらぬ所へ着弾する。

「くっ・・・だから射撃武器は嫌いな
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