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ZOIDS 紅の獅子
第1話 ゾイド乗りの少年
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ザックの砲撃を飛んで避けた。

「何!?」

ライトがうろたえてる間に互いの流れ弾でガイザックが被弾し戦闘不能になる。

「何処だ!?何処に行った!?」

「ベタだけど・・・上よ!」

慌てふためいているゴドスのパイロットめがけて突っ込み、機体を吹き飛ばす。

「うわあぁぁぁ!!」

「怯むな!攻撃しろ!」

ライトの命令で残ったゴドスがゼロに向け砲撃を仕掛ける。

さすがに訓練された兵士だけに、狙いが正確で足止めを食らう。

「さすがにただで勝てると思ってないけど・・・!」

しかし、すぐにゴドスの前へ走り

「私とゼロを舐めないことね!!」

前足でゴドスを横に弾き飛ばす。

次々と戦闘不能になる共和国のゾイド達

残ったのは、新型のゾイドだけだ。

「さあ、残ったのはあなただけみたいだけど?ライト・フリューゲル少尉?」

余裕な態度を見せたアオイだが、ライトも怯まずゼロへ立ち向かう。

「俺だって新型ゾイド、アロザウラーを任された身だ!ここで退くわけにはいかない!」

ライトはアロザウラーでゼロに格闘戦を挑むべく駆け出した。

「なかなかの機動力ね、さすが新型。でも、私とライガーゼロ相手じゃまだまだね!」

ゼロは咆哮し、アロザウラー向けて駆け出す。

「行けアロザウラー!!」

「さあ、とどめといくよ!ストライク」

『両者、そこまでだ!!』

2機の間の地面に砲撃が着弾し、2機は停止した。

『フリューゲル少尉、そのゾイド乗りへの攻撃は中止だ。』

二人の前に、ゴルドスが割って入ってきた。

その声を聞いてライトは声を荒げる

「ハ、ハーマン大尉!?」

「すまないことをしたな。彼らの知り合いだったとは」

「は?知り合いって、何のことよ?」

突然のことに、アオイは疑問に思うばかりだ。

「バンと言う少年とフィーネ、ムンベイは傭兵として我々共和国軍が雇った。」

「はぁ!?」

「そこで、お前にも協力してもらう。」

「ふざけないでよ!何で私が共和国に協力しなきゃいけないのよ!」

ハーマンは、咳払いをして話を続ける。

「君のおかげで、ただでさえ少ない我々の戦力が減ってしまったのでな。」

「あ・・・・・・・」

それにアオイは言い返せず口を紡いだ。

バンを捜索していたゾイドも、レッドリバーの数少ない戦力

それを全て戦闘不能にしてしまい、しばらく動かせなくしたのは事実だ。

「報酬は支払われるし、補給も受けられる。悪い話じゃないと思うが?」

ハーマンの提案に、アオイはため息をついた。

「はぁ・・・わかったわ。少ない戦力を使い物にならなくしたのは事実だし・・・」
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