プロローグ
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ガに接近する。
「く、来るなぁ!!」
盗賊の悲鳴と共に、モルガのビーム砲が噛み千切られた。
その砲塔を捨てると、次はリーダーのレッドホーンへ視線を向けた。
「な、何だこの女・・・!ただのゾイド乗りじゃねえ・・・!」
「もう終わりかしら?こいつらのコンバットシステムはフリーズしてるわよ?」
余裕の彼女の前に、盗賊は冷や汗をかくばかり
それでもリーダーとしての示しがあるのか、強がる態度をとる。
「こ、こっちはレッドホーンだ。そう簡単にやられはしねぇぞ!」
「ふ〜ん、私ダークホーンとかアイアンコングにも勝つ自信があるんだけど」
「へ、へへへ、ハッタリかますならもっとマシなもの考えるんだな」
「ハッタリかどうか・・・試してあげるわ!」
彼女のゾイドはレッドホーンに向け駆け出す。
その時、頭部側面にある鬣状のユニットが展開し輝きだす。
そして、両爪にもエネルギーが集中し輝きを増す。
「な、何する気だこいつ・・・来るな!来るんじゃねええええ!!」
盗賊のリーダーは悪あがきの如く砲撃を繰り返すが、射線がブレた攻撃では
あのゾイドは捉えられない。
「ストライク!レーザークロォォォォ!!」
レッドホーンに向かって飛び上がり、輝く爪を穿ち
レッドホーンを一撃で倒した。
コンバットシステムフリーズのエラー音がコクピットに響く中
盗賊のリーダーが呆気に取られるしかなかった。
「な、何だあのゾイド・・・武装なしで俺達を1分も掛からずに倒しちまうなんて・・・化け物か!?」
「これに懲りたら、盗賊なんて馬鹿な真似は二度としないようにね。」
彼女は相棒のゾイドを立ち去ろうとしたが
「待て!!」
盗賊のリーダーに呼び止められた。
「あんた・・・一体何者だ!?」
「私?私は・・・・・アオイ・リュウガ
私の相棒は、ライガーゼロ。覚えておきなさい。」
そう言い残し、アオイとその相棒、ライガーゼロは走り去っていった。
「あの盗賊達の座標はあの人に送ったとして・・・これからどうしようかな・・・?」
そう考え込み、しばらくして、アオイは微笑む。
「ねぇ、次は何処に行きたい?ゼロ・・・」
ゼロはそれに応えるかの様に咆哮し
砂漠の地平線の彼方へ消えていった。
そして、アオイは
後に伝説となるゾイド乗りの少年少女と出会う。
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