第二話 違和感だらけ
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な御札や。このせいで益々、うちの長就任を押す連中が増えてしもうた。
1981年12月8日
■京都府京都市関西呪術協会本山
魔法界の大戦が始まったそうや、此にナギや詠春はんが参加するし、ちーちゃんの両親も参加して戦死するんやけど、協会のみんなはいい人や、確かにうちを長にって言う連中も多いけど、東からの過度の圧力減らす為に、そう言っているのも判るから、無碍にはできへんのや。
未だ、みんなには言うてないが、御札の強化版が既に出来てるんや、此なら、徴兵されて無理矢理戦場送られても帰って来ることが出来るはずや。ちーちゃんの両親も無事に帰ってこれるはずや。
それやから、徴兵決まったら皆に御札と密かに体にも術式仕込んで帰還できるようにするんや、此が近衛木乃香として生まれた義務や。
それに、うちかて何時呼ばれるか判らへんし、ネギを利用しようとしたMMなら、うちほどの、術者ほっておくとも思えへんし、木乃葉さんのように跡継ぎならいざ知らず、うちは分家でしかあらへんからの。
1982年10月2日
■京都府京都市関西呪術協会本山
いよいよ、強制徴兵や、MMの指令でぬらりひょんが、関西呪術協会からも術者を出すように命じて来たんや、木乃葉さんも断れずに名簿通りに出陣する事になったんやが、殆どがうちを長に押している家の者達なんや、しかも代表はおとうはんや、此は完全にぬらりひょんが、うちの長就任を潰すために徴兵を利用してるんや。
ちーちゃんの両親も勿論徴兵されてしもうた、うちは、何とか護られたけど、ぬらりひょんから回復の御札の量産を命じられたんや。
みんなに密かに厄除けの術式仕込んで、何十枚も御札渡して、送り出したんや。木乃葉さんが凄く済まなそうに全員が行くまで頭を下げていたのが、印象に残っとるんや。
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