後日談最終話 それぞれの明日へ………
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前に言ったのよ。俺はこのミッドの街が好きだ、ここで会ったみんなの事を守りたいそして………』
「そして………?」
『そ、それはともかく!!私も何回かついて行っている内に私自身もこの世界が好きになったのよ。だからこそ私も大悟の力になれたらなって………』
………もはや相思相愛状態だなお前ら。
何か複雑な気分ではあるが、今の神崎なら任せられる気がする。
「………まあ分かった。もう俺が口出す事じゃないな」
『そう。兄さんは大人しく地球で家族で暮らしてればいいのよ』
「そう………だな」
そう、それが俺が、俺達家族が望んでいた事だ。
だけど俺だけのんびりしてて良いのだろうか………?
2月………
「なあ桐谷、俺ってこのままで良いのかな?」
「いきなりなんだお前………?」
昼休み、少し寒いながらも暖かい日差しがあったため屋上のやって来た俺と桐谷。
俺は前々から思っていたことを思わず溢したのだった。
「みんながそれぞれの道を進んでいるのにこのままで良いのかなって………」
「管理局か………?」
「ああ………原作からかけ離れて、スカさんが起こした事件は無いだろうけど、それ以上に変化が大きすぎて分からない事に不安なんだ………」
「………珍しいな、零治から弱気だなんて」
「………お前くらいだよ見せるのは」
それに出来れば星達に情けない所はあまり見せたくない。
「………まあお前の気持ちも分かる、だが、お前は家族と平凡に過ごすと決めたのだろう?」
「まあ、そうだけど………」
「だったら気にしなくて良いだろう。皆自分で自分の道を決めたんだ。自分達で何とかするさ」
「冷たいな桐谷は………」
「二兎を追う者一兎をも得ず。欲張りすぎても駄目って事だ」
「………」
確かに桐谷の言う通りだが………
「まあよく家族で話すんだな………」
そう言って桐谷は屋上を後にした………
「第………何回だっけ………?まあいいや、家族会議始めます〜」
「しまらねえな………」
「アギト、うるさい」
まあそんなこんなでその日の夜、早速食事を終えた後、みんなで話す事にした。
「ううっ………」
「ライ、そこ違います何度言ったら分かるのですか?」
「フェリア〜」
「ライ、ここの違う。やり直し」
「この鬼………」
ライだけは今も2人の先生の前にお勉強中。
期末テストの結果は猛勉強の末、点数は中間位とライにしては大分良かった。………のだが、提出物を殆ど提出してなかったライは結果的に成績は今までと変わらず、3学期始めの課題テスト、期末テストでそれなりの成績を取らないと、進級テストを受けなくてはならない程切羽詰っていたのだった。
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