後日談最終話 それぞれの明日へ………
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くれるのは実は嬉しかったり………」
そう言えばなのはは小さい時に士郎さんの大怪我が原因で皆に心配かけないようにと無理してたんだっけ?
その名残りが今でもあるんだろうな………
「だから俺達は何も言わないさ。さっきのなのはを見て心配無いと分かったからな」
良いな、兄妹は………
そう言えば加奈は………
「アイツは本当に管理局に入るつもりなのか………?」
2日前………
「兄さん、私、管理局に入る事にしたわ」
「………ぶふっ!?」
昼休み、ばったり会った加奈にいきなり言われて口に含んでいたお茶を思わず吹いてしまった。
「兄さん、汚い………」
「いきなり変な事を言い出すからだ!!一体何のつもりで………」
「まあそれはおいおい。私、先生に呼ばれてるからじゃ!」
そう言って加奈は慌てて行ってしまった。
それ以来俺自身色々………あったような………忙しかったような………とにかくすっかり忘れていた。
(せっかくだし聞いてみるか………)
「いいぞなのは!!」
「負けないの!!」
「………いつまでやるつもりだ?」
「あっ、零治君付き合わせて悪かったね。母さんがケーキ用意してるから家のみんなで食べてくれ」
「あっ、ありがとうございます」
俺はお礼を言ってその場を後にした………
「本当翠屋のケーキって美味しいな!痛っ!?」
今日は夜遅いからケーキは明日と言った筈なのだが、聞いてなかったのか食べているアギトに軽く拳骨を入れながら俺は携帯を操作していた。
「さて、出るかな………?」
「電話ですか?」
「ああ、加奈に」
「「「加奈………?」」」
いい加減加奈の名前を出したとき過剰な反応するなよ星、ライ、夜美………
そう思いながら自分の部屋に向かった………
『もしもし兄さん?』
「ああ加奈、今ちょっといいか?」
『何?』
「この前ちょっと話してた管理局に入るって話だけど………」
『ええ、そうよ。一応高校を行きながらのつもりだけど言ってなかったっけ?』
「ああ。何でそうする事にしたんだ?」
『一番の理由はあのバカのサポートかしらね。部隊に遊びに行ったりしていくうちに彼の部隊の人達ともすっかり仲良くなっちゃって………無限書庫って本当に凄いわね。ユーノに案内してもらってちょくちょく遊びに行ったりしてるわ』
もう初めて聞くことばかりなんですけど………
いつの間にかミッドに結構行ってるみたいだし、神崎の部隊の人達と仲良くなってるし、ユーノと顔見知りだし………
『まあ、やっぱり一番の理由は、あのバカの手助けをしようかなって』
「神崎の手助け………?」
『アイツね、去年のクリスマスいっちょ
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