後日談最終話 それぞれの明日へ………
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、急いで高町家に行けば既に修羅場状態。
挨拶も忘れ、為すがままに高町家の剣術道場に一緒に連れてこられた。
そして道場の中心で向かい合う、士郎さんとなのは。
士郎さんは道着と木刀を持っていて、なのはでバリアジャケット着て、レイジングハートを構えてる。
今にも一触即発の雰囲気だ。
「お父さん、私、絶対に引かないよ………私、自分の魔法の力でみんなを守りたいの。はやてちゃんやフェイトちゃんと共に………」
「そう言ってまた無理をして同じ事を繰り返すのか………?大怪我で皆を心配させ、自分自身も空っぽの人形みたいになったあの時みたいに」
士郎さんが重い口調で話す。
あの時とはなのは撃墜事件の事だろう。スカさんが起こした事件だけに俺も何か責任を感じる。
今は立ち直っているが、その時のなのははかなり大変だったのだろう。
「本当は管理局なんかで働いて欲しくはない。私や恭也みたいに危ない仕事ではなく、普通の女の子として人生を過ごして欲しかった………」
「でも私には魔法がある」
「ああ分かってる。なのはも私と似て頑固だからな。言ったら中々曲げないだろう………だから管理局で働く事は反対しない。だが本格的に働くのは高校卒業してからでも良いだろう。フェイトちゃんやはやてちゃんと一緒である必要も無いはずだ」
確かに士郎さんの考えには俺も賛成だ。
はやてみたく管理局の上を目指している訳では無いなのはにとって今直ぐに管理局で働く必用無いと俺も思う。
「ううん、私も目標が出来たの。私の今まで体験した事件、事故………色々と経験した様々な出来事は他の魔導師達の糧となると思ってるの。私は教導官として私みたいな人を出さないために指導したいの」
「だったらなおのこと高校を卒業してからでも………」
「ううん、私だけ置いてかれるのは嫌。私は負けず嫌いだから、お兄ちゃん、お姉ちゃん、お母さん、そしてお父さんに似て………」
「そうかなら………」
「うん、オハナシだね!!」
そう言ってそれぞれ持っている武器を構える2人。
「………なのはのオハナシは親譲りか………何で最後にそう言う結論に至るんだよ………」
「あはは………」
「まあ武芸の家訓と言うことで………」
兄と姉も似たような経験があるのか苦笑いする2人。
「行くぞなのは!!」
「うん!!」
そう言って親子の対決は始まった。
「どうした!!そんなものか!!」
「くっ!?」
バリアジャケットを着て、レイジングハートを展開していると言っても魔法は一切使わないなのは。
それにしても初めて見るが、とても人の動きじゃないぞ士郎さん………
瞬間だけど動きが速すぎて目で追えない時がある。
それでも御神流は使っていないとの事なので本当に驚きである。
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