後日談最終話 それぞれの明日へ………
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後の優理は他人任せだが、それぞれ自分の意思でこれから先の事を決めたようだ。
なら………
「じゃあ俺達は今まで通りで良いか。何かあれば動くって事で」
「ええ、ちょっと楽天的って思われてもおかしく無いでしょうけど私達はそれでいいです」
「フリーランスだね!!」
「いや、少し違う気がするが………」
………まあ俺達はそれでいいのかもな。
(だけど、何かしらの準備はしとかないとな………)
「キャロ、ドラマ!!」
「!?アギト、テレビ!!」
そんな慌ただしい2人の声と共に、ドラマに集中するのだった………
3月………
『答辞!卒業生代表、有栖零治!!』
「はい」
とうとう卒業式。
会は順調に進み、ウェンディの送辞に答える番だ。
因みにウェンディの送辞はこれから自分がどんな学校にするのかを永遠と自慢話をするような感じで、最後に是非見に来てくださいとプレゼンみたいな感じで言った。
………まあ言い方はともかく、内容はそれほど悪くなかったので、保護者からもそんなに不評はなさそうだった。
「春の息吹を感じる今日この日、このような盛大な卒業式を開いていただき本当にありがとうございます。この一年間から今日まで本当にあっという間でした。今日で自分達はまた新たな人生の一歩を踏み出します。それによりこの学校から高等部に進む人が大勢いますが、この聖祥中学で経験した事を糧に新たな場でも活躍出来るように頑張ろうと思います。そして別の道に行く人達へ、これから先、色んな辛い事、苦しい事が多くあるかもしれません。そんな時は中学の事を思い出し、少しでも力になってくれればと思います。そして在校生の皆さん、今年の会長は少しやりすぎな所があるので皆でフォローしてくれればと思います。………最後にこの学校で生活出来て本当に良かったです。どうかこれからもこの学校をよろしくお願いします」
そう言って俺は送辞を終えた………
「終わったんだな中学校生活も………」
その日の深夜、誰もいないベランダで静かに夜空を見ながら呟いた。
卒業式後はミッドに行くなのは達3人の送別会をするため、翠屋で結構な時間までどんちゃん騒ぎをやっていた。
なので俺以外は疲れて深い眠りの中だろう………
「マスター、隣良いですか?」
「ラグナル、お前いつのまに人に………」
「機能オフにし忘れたマスターが悪いんです」
そう言って俺にお茶を差し出した。
「サンキュー。………なあラグナル、俺、しばらく1人で考えてたけど、やっぱり俺はこのままで良いとは思えないんだ………」
「マスター、また1人で何かするつもりですか………?」
「まさか。例えするとしても皆にきちんと話してからだ」
「な
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