第二話 勇者光臨
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は受け止めるが弾き出されてしまう。そのまま蹴りで突き放すとガイアは掴みかかり投げ飛ばした。
衝撃で機械兵の装甲が歪むとガイアは光弾を放ち機械兵を沈黙させた。
『・・・・・』
ガイアが再びヴィヴィオの元へ向かおうとすると機械兵が立ち上がりガイアの背後を取った。
『ゴア!!グウウデアアアア!!』
機械兵のホールドを肘ウチからの力技で外したガイアは再び機械兵を投げ飛ばし距離を置いた。
そして
『フン!デアアアアアアアアアアアアアアアア!!ジュアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
一定の型を取り頭部から光の刃・フォトンエッジを放った。
『!?』
フォトンエッジの直撃を浴びる機械兵は木っ端微塵に吹き飛び再生不可能となった。
ピコン!ピコン!!
『?』
胸の光が点滅するとガイアは収縮し人間・高山我夢の姿になった。我夢が周囲を見回すと状況を把握し始めた。
「どうして僕がここに?それに何故ガイアの姿で・・・部屋に居て」
さっきまでの状況を考えていると我夢は自分の姿がXIG隊員の制服である事に気付いた。
「そんな・・・何でXIGの隊員服・・・私服だったのに」
取りあえずXIGナビで通信を取ろうとすると我夢に駆け寄るヴィヴィオの姿が・・・
「?」
訳が分からずとりあえずヴィヴィオを受け止める我夢。
「・・・君は?」
「我夢・・・我夢・・・」
我夢の登場にヴィヴィオの中で張りつめていた物が切れ泣き出した。
「もしかして・・・君が僕を呼んだのか?」
「え?」
「僕は誰かに呼ばれたみたいなんだ・・・君が僕を呼んだのかい?」
「・・・わからない」
泣いているヴィヴィオは事情を話し始め肩に手をやりながら我夢は冷静に状況を把握し結論を出した。
「わかった・・・何処まで出来るかどうか分からないけど・・・僕が必ずお母さんに合わせる!」
「本当?」
「約束する!」
我夢の強い言葉にヴィヴィオは安心した。
すると
「ヴィヴィオ姉ちゃ〜ん!」
モトホッパーに跨った畢がヴィヴィオの元に駆けつけるがヴィヴィオは我夢の後に隠れてしまう。
「誰?」
「え?」
ヴィヴィオの反応に目が点になる畢。
「何を言ってるのだ?ヴィヴィオ姉ちゃん私なのだ!」
「知らない・・・あなた知らない」
突然幼児になったようなヴィヴィオの様子に我夢が答えた。
「今は皆混乱してる・・・落ち着いて話し合える場所とかないかな?」
「それなら良い所があるのだ!」
そう言って畢が我夢とヴィヴィオをキャピトラに案内した。
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