第三章
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は己の席で項垂れたまま話した。
「その結果誰からも信用されなくなりだ」
「そのうえで狼に自分の羊を全て食べられた」
「その狼少年だったのですね」
「そうだったのだ。だからこうなったのだ」
社長は力のない声で言った。
「我々は狼少年だったのだ」
今それがようやくわかったのだった。だが全てはもう終わってしまった。この新聞社は歴史に永遠に名を残すことになった。狼新聞として。それは事実であった。
狼新聞 完
2010・9・24
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