叫べ!諸刃のガリバーティ●ポ
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『10!』
俺は右腕を対価にセイクリッドギアの力を解放し、セイクリッドギアの最終型態である「バランスブレイカー」になっていた。
体は赤い鎧に包まれていて力が体の至るところから流れだしていた。
これなら勝てる。
俺はフルスピードで相手に突っ込んで一発大きいのを放った。
しかし、相手には効いてはいるのだがあまりダメージは与えられていないようだ。
「どうやら、少しはやるようだが俺はその程度の攻撃ではやられないぜ!」
ライザーは強気にそう言った。
まぁ、確かにその通りだ。このまま攻撃を放っても相手の回復力があるせいで倒しきれない。
普通の攻撃ならだ。なら、普通じゃない攻撃ならどうだろう。
俺は再びライザーに突っ込んで行った。
ライザーは迎え撃つつもりのようだ。
まぁ、俺も同じ手を二度使うつもりはない。
この前の修業の時に木場から体に叩き込まれたフェイントを入れて相手の背後に回った。
そして、俺はある液体を入れた瓶を取り出した。
「喰らいやがれ!ブーステットギアギフト!」
俺はセイクリッドギアで瓶の中の液体に力を譲渡して、その液体をライザーの顔にかけた。
「ぐぁぁぁぁぁあ!何だこれは!」
「どうだ!流石にお前でも強化された聖水は効果があるだろ!悪魔に聖水は大ダメージだからな」
ライザーは顔を押さえながらうずくまっていた。
よし、このままライザーに追い討ちをかければ!いける!
俺はそう確信してライザーに止めの一撃を放とうとしたときだった。
『0!』
俺の体から力が抜け落ちていった。
『残念ながる時間切れだ小僧!今のお前の基礎能力ではこれが限界だ!』
『くそ!あと少しで勝てるんだぞ!どうすれば良いんだ!何を対価に支払えば良いんだ!』
「これ以上はお前の肉体が持たない!それにもうお前が戦う必要は無い!」
「どういう意味だよ!」
「もう、この勝負の勝敗は決したのだ!」
「ハハハハハハ!少しヒヤッとさせられたがもう何も怖くないな!リアス!リザインをしろ!もう俺の勝ちだ。お前はほとんど魔力は無い!その回復役には戦闘能力は無い!赤龍帝もここで力つきている!これで俺の勝ちだ!」
くそ!俺には何も出来ないのかよ!動きやがれ俺の体!ライザーをぶっ倒すために動きやがれ!
「無駄だ赤龍帝!そんなボロボロの状態で俺に勝てると思っているのか!お前には出来たのは所詮20秒くらいの時間かせぎくらいしか出来ないんだよ!これで俺の勝ちだぁぁぁぁ!」
ライザーは勝ち誇っていた。しかし、奴が言っているのは事実だった。
もう、この場にいる者で戦う力が残っている人はいない。くそ!ここまでなのかよ!
「俺の力じゃ無理だったのかよ!それでも俺は無茶でも無駄なことだったとしてもライザーを倒したかった
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