叫べ!諸刃のガリバーティ●ポ
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会長はそれを聞くと黙ってチェスの駒を動かしてから席を立った。
「会長、まだチェスの途中なのにどこに行くつもりですか?」
「ライザーを倒してくれたご褒美に美味しい紅茶を淹れてあげんですよ。あと、瑞希!貴方は詰めが甘いですよ」
会長はニッコリと笑って紅茶を淹れにいった。
私はチェスの盤上を見ると私の盤上は詰んでいた。
しかも、ビジョップによってだ。
なるほど。確かに私は詰めが甘いようだ。
冥界の某所。
「はぁぁぁぁぁあ!!」
そこでは黒い服の剣士がまるで宙を舞うかのように剣を振るっていた。
「やぁ、久しいね」
「何のようだヴァーリー」
「別に大した用じゃないよ!アザゼルから君に伝言を頼まれてここに来ただけさ。何でもコカビエルが反旗を起こしそうらしい」
「なるほどな。それで俺は何をすれば良いんだ」
「コカビエルが問題を起こした時に俺と一緒に奴を戦闘不能にして回収する役割だ」
「了解した。なら、必要になったら呼んでくれ」
「まあ、君ならそう言うと思ったよ。相変わらず俺以上に仲間を作らないな君は」
「まぁ、俺はソロプレイヤーだからな。それに俺はアスナを殺した奴に復讐を遂げるまでは誰とも仲間にはならないと決めているんだよ」
「はぁ、まったくアザゼルも大変だな。俺や君みたいな戦闘狂を自分の組織に入れているんだからな」
「まったくだな」
白い龍帝と黒の剣士はそこで、二人で笑っていた。
互いにそのあとに拳を交えるのはいつもの事だ。
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