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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
37 大軍〜Sweet little sister.
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前回の最後の言葉の誘拐を拉致に修正しました。拉致のいみと誘拐のいみ日本語って難しい
「は?」
拉致られた?パチュリーが?
「おっかしいな。今、パチュリーが連れ去られたって聞こえたんだけど…」
「冗談言っても仕方ありません!パチュリー様は攫われました!」
「明希…遅かったわね…」
美鈴から聞かされた言葉を頭の中で処理仕切れていないところに、ふらふらとした足取りでレミリアがやって来た。
「御嬢様!まだ安静にしていないと駄目じゃないですか!」
美鈴はレミリアに肩を貸して支えた。
俺は淡々とした声で言った。
「レミリア、パチュリーが拉致られたってどういうこと」
「…明希が出掛けて3日目の真夜中のことよ…」
門番である美鈴がレミリアのところに駆け寄った。
「大変です御嬢様!人狼の大軍がすぐそこまで迫って来ています!」
「わかっているわ。パチュリーと小悪魔も呼びなさい。今夜は長い夜になりそうね…」
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「大変ですパチュリー様!人狼の大軍がすぐそこまで来ているそうです!!御嬢様が呼んでいます!」
「うん…この配合が成功したら…」
パチュリーは賢者の石の研究に夢中になって上の空だった。
「賢者の石の研究をしている場合じゃないですよ〜!」
「うん…」
全く反応しない主に小悪魔は小さな声で呟いた。
「明希様との愛の巣が無くなるかもしれませんよ…」ボソッ
「早く行くわよ。小悪魔」
明希のことになると変わり身の早いパチュリーに弱冠呆れつつも、本当に仲がいいなと思う小悪魔であった。
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「遅いわよパチェ」
「まだセーフよ」
とは言うものの、戦闘こそは始まっていないが、大軍の先陣が到着した瞬間で本当にギリギリだった。
そして切り込み隊長らしき人狼がいった。
「我らのメンツの為に死んでもらうぞ吸血鬼!」
「ふん、貴様らがこの私に勝負を挑んでくるからだろうが」
「だが、お前は殺し過ぎた!皆のもの!行くぞ!」
「「「おおっ!!」」」
切り込み隊長掛け声と共におびただしい数の人狼が突進してきた。
「スピア・ザ・グングニル!」
レミリアは紅い神槍を投擲して人狼の先頭集団を蹴散らした。
「アグニレイディアンス」
パチュリーの魔法は侵掠するが火の如く、次々と人狼を焼き払っていった。
「彩雨!」
美鈴は虹色の弾幕を飛ばしてまるでパチュリーの火を消す雨のように弾幕が人狼に
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