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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
37 大軍〜Sweet little sister.
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降り注ぐ。

「ふぇぇん!私、戦闘苦手なのに〜!」

小悪魔も微力ながらも三人から少し下がったところから攻撃していた。
四人の攻撃でバタバタと人狼は倒れていくがそれでも、まだ一割も倒せていなかった。

「なんて数なの…!?ロイヤルフレア…!」

高火力の炎が人狼を襲う。

「レッドマジック!」

今のところレミリア達の攻撃で人狼達の接近攻撃を阻む事が出来ているが、何時人狼達の攻撃を負うかわからない。いくらレミリア達の攻撃力が強いと言っても、この物量差に何時まで耐えられるか。
もし、接近戦になればレミリア達の勝ち目はほぼ無い。

「くっ!地上じゃ不利ね!空で戦うわよ!」

地上での戦闘は不利になるばかりだと思ったレミリアは空中で戦うことを指示した。上空に上がったレミリアに続きパチュリー、美鈴、小悪魔も空中に移動する。

「あれ?人狼が途端に迫って来なくなりましたね」

空中に移動すると小悪魔は不思議に思った。さっきまで勢いよく迫ってきた人狼の群れが空中まで追ってこない。

「油断しちゃダメよ小悪魔」

パチュリーが注意すると同時に小悪魔の目の前に人狼が一体、いきなり現れた。

「ひぁ!」

空を飛んでいるのに突然、人狼が視界いっぱいに広がって小悪魔は驚いた。
パチュリーはすかさず弾幕を放ち人狼を吹き飛ばした。

「気をつけなさい」
「は、はいぃぃ!」

人狼はなんと、跳躍…ジャンプして空中にいるレミリア達を狙い始めた。
誰も飛ばないところを見る限り、人狼達は飛行することは出来ないようだがその脅威的な跳躍力を使ってレミリア達のところまでジャンプして攻撃しようとしている。

人狼達が次々と跳躍してロケットさながらに跳んでくる。
やはり、数が多くてその場で攻撃していても捌ききれずに攻撃を受けてしまうため、空中で移動しながらレミリア達は攻撃を放つ。人狼達は空中では自分で思うように動く事が出来ないから、レミリア達が動くと誰もいない場所に跳躍することになるのだ。

「はぁぁ!破山砲!」
「アグニシャイン上級」
「スターオブダビデ!」
「こ、来ないでください〜!」

四人がバラバラに動きながら攻撃する。
だが、

「ちっ、拉致があかないわね!」

レミリアは攻撃しながら考えた。

…このままでは何時かは捌ききれずに攻撃うけるわね。多分、攻撃はそう何度も受けきれない。動きが鈍ってそこを狙われたら終わり…。同じような理由で防御も却下。止まっていては格好の的ね。現状では回避しながら攻撃が妥当。でもそれももうすぐ持たなくなる。…仕方ないこと、なのかしら…

「美鈴」
「何でしょう!御嬢様!」

美鈴は主人の呼びに答えて、すぐさまレミリアの近くに移動した。

「妹
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