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魔法科高校の有能な劣等生
囚われの無月
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い奴等より上手いと来た、お前はわしの誇りじゃよ」

誇り、か別に上手くなりたくて俺は魔法を練習している訳では無い。
やれと言われているからやっているのだ、やりたくてやっている訳では無い。

「別に俺は魔法なんて上手く無い。
ジジや父上に比べれば比較にもならない落ちこぼれだ」

そうだ俺は落ちこぼれだ。
無月の名がなければ大した能力もなく目立つ所も無い。
それは自分がよく解っている。

「零やお前は若い。
まだまだ時間は有るいくらでも自分の道を切り開く事が出来る」

「それはジジの勘違いだ。
俺は人の造ったレールの上でしか生きては行けないクズなんだ!」

そうだ、俺はクズだ。
自分の力では前を見る事も進む事も出来ない人間
人の造ったレール上ならやっと生きて行ける程度の人間なんだ。

「自分の事は自分でしか決められない。」

「?」

「確かに今のお前は人の造ったレールの上でしか生きては行けないかも知れん。
が、それは今のお前じゃ。
これからのやりようで何とでも成る何にでも成れる」

「何にでも成れる?」

俺が何にでも成れる?

「そうじゃお前は変われる」

「こんな俺でも変われるのか?」







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