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I want BRAVERY
38話
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ょっと彩君!なんでそんな女のことなんか構うの!?」

「二人ってやっぱり・・・」

「違う」

「そうよ、将来を誓い合った仲。なんだ、あなた分かってるじゃない」

「へ、へぇ〜」

 顔が完全に引きつってる岳羽さん。

 とりあえず俺はそれを無視して、岳羽さんを案内するために階段に向かう。

 ちなみに荷物はすでに部屋に送られている。

「女子は3階。男子は2階ね」

「わかった」

 俺はそう言って、3階へと上がる。

「基本的に男子は3階には行くのは禁止されてるけど、今回だけは特別だから」

「あ、そうなんだ」

「私の部屋ならいつでも来ていいからね」

 なんで着いて来てるのかは知らないが、無視の方向で。

「ここね。荷物はもう着いてるはずだから」

「わかった。ありがと」

「ん、じゃ」

「うん」

 俺は岳羽さんと別れ、自分の部屋へと向かう。

「ちなみに女子も2階に侵入禁止だから。というか先輩だけは」

「えぇ〜」

 なんか拗ねてる先輩は放っておいて俺は自分の部屋に入った。

 原作の男主人公の向かい側に部屋が3つになってるんだよね。

 原作では荒垣先輩と真田先輩のしかなかったのに。 

 で、俺はちょうど主人公の向かい側なわけ。

 これ不安じゃないか。
 なんで主人公の部屋が空いてるんだ。

 なんか男主人公の可能性が上がったと思う。
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