第十三話 Electromagnetic Power Plant
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が襲ってくる。
しばらく走り回った末に相手の攻撃が止んだのを見計らってエックスはバスターを連続で撃ち込んだ。
ファイアウェーブもショットガンアイスもストームトルネードもカメレオンスティングも。
しかしいずれの攻撃もゼリー状の膜を貫通しきることなく消滅してしまった。
エックス「くそ!!何で出来てるんだあれは…!!」
悪態をつきながら諦めず撃ち続けるが、相手は堪えた様子がない。
それどころかその巨体で突撃してきた。
エックスは慌てて回避する。
まともに受けたら押し潰される。
このままではバスターはともかく特殊武器のエネルギーが尽きてしまう。
エックス「(ストームトルネードは後1発しか撃てない…なら、危険だが、これしかない!!)」
エックスは意を決してバスターに変形させた腕をサンダースライマーに突っ込んだ。
腕に走る痛みに顔を顰めながら、最後の1発を放つ。
エックス「ストームトルネード!!」
内部で放たれた竜巻により膜が弾け飛び、露出した機械部分にバスターを連射し、破壊した。
エックス「………」
生まれた瞬間に、この世に生を受けた瞬間に凍結処分させられた実験機の残骸に哀れみを覚えながらも、エックスは先へと進んだ。
エックスは奥へと進むと、十字に分かれている通路を見つめる。
左の通路の奥から淡い光と共に懐かしい感覚がする。
エックスは左の通路に進むと奥には白衣の老人のホログラムが映るカプセルがあった。
ライト『このカプセルにはアームパーツを遺しておいた…カプセルに入り、腕に装着すれば、お前のチャージショットは更に強化され、より強力なスパイラルチャージショットが放てるようになる。そしてこれはルインの最後のアーマー解除プログラムじゃ…あの子に渡して欲しい……』
フット、ヘッド、ボディに続く最後のパーツ。
エックス「…分かりました。パーツとプログラムを受け取りましょう」
カプセルの中に入るとアームパーツが腕に装着される。
ファーストアーマー完成。
続いてルインのアーマー解除プログラムを受け取る。
ライト『エックス…戦いとは辛く虚しいものじゃ……だがそれによって得られる平和の…笑顔の素晴らしさを忘れるでない…』
エックス「…はい。ありがとうございます。あなたのおかげで、俺はこうして、ゼロとルインと一緒に戦える。この御恩を返せるかは分かりませんが、決して忘れることはありません…。」
エックスは白衣の老人に頭を下げるとマンドリラーの元へ向かう。
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