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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
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一刀です。みんな、よろしく!」

 俺の言葉に、その場にいた千人隊長たちが盛大に拍手してくれる。
 いやいや、どーも……

「ごほん! では、一刀殿には副将として働いてもらいます。ご主人様の兄君とはいえ、あくまで武将として扱うように、とご主人様から申し渡されています。よろしいか?」
「ああ、うん。それはもちろん。元々、アーカムで部隊やっていた時もそうだったし。新参者だしな。俺は趙雲さんに従うよ」
「よろしい。皆もそのようにな。では、まずは第三軍として部隊を率いて調練を行ってもらいます。一刀殿は、第一から第五までの千人隊長とその配下を率いてください。私は第六から第十までを率います。まずは隊列運動から行いまして、移動。陣形の変更をいくつか繰り返してから、実際に模擬戦闘となります」
「第一から第五って、鎧の胸と背中に書いてある数字の隊だよね。で、隊長さんが兜に馬乗っている人、と。理解したよ」

 戦国時代みたいに旗を背中に挿したほうがわかりやすいんだけどなー……

「ふむ……では、質問はありますか?」
「んー……いや、特には」
「ほう……ふふふ。では、始めましょうか」

 ?
 なんで趙雲さんはニヤニヤしているんだろうか?

 ともかく、俺は千人隊長たちに担当する兵をまとめるように指示して、馬に乗る。
 正直、ここ一ヶ月でだいぶ馬に乗れるようになったけど、まだまだ慣れていない。
 さすがにバイクや車と同じようにはいかないか。

「では調練を開始する! 各自横陣のまま、二里(一km)先まで行軍! 駆け足!」
「「「 オオオオオオッ! 」」」

 趙雲さんの号令に、向こうの兵が動く。
 一万の人が動くその姿は壮観だ。

「一刀殿、号令を」
「おっと、そうだった」

 見とれている場合じゃないね。
 今じゃ俺もその指揮官なんだ。

「横陣のまま追随し、行軍する! 駆け足!」
「「「 オオオオオオッ! 」」」

 先導するように馬を軽く走らせる。
 現代のサラブレットほどのスピードは出ないようだが、それでも乗っている俺の装備が軽いせいか、徒歩(かち)で走る兵よりは多少早いようだ。
 スピードは出ないが、その分体力はあるのだろうな。
 ずんぐりした体躯の馬は、ポニーを連想させる。

 体感で十分程度の後、目的の場所まで移動する。
 その後は、何度か陣形を変更しながら移動を繰り返す。

 こうやって陣形変更時の自分の位置を、兵の体に覚え込ませるんだそうだ。
 なんとなく集団行動のパフォーマンスの練習みたいだ。
 ……本当にそれだけで済むなら平和なんだけどな。

「よし。では半刻後に模擬戦闘を行う! こちらは赤軍! 一刀殿は白軍である。双方準備せよ!」

 趙雲さんの号令によ
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