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「磨知!」
ガンツ玉を操作している少年、西丈一郎に命じて参加者を転送していた伊園若女の前に、一人の青年が現れた。
「・・・雨宮君?」
磨知、か。
自分の身体に上書きされていたプログラム人格の名。
「なんで、こんな・・・!?」
若女に何かを言おうとしていた眼鏡の青年―――雨宮一彦が言い淀む。彼の転送も始まったのだ。それでもあくまで冷静に、雨宮は聞く。
「なぜ、お前がこんなことを?」
無理もない。
雨宮一彦は若女の事を知らない。彼はまだ久保田拓也の身体の中にいるのだから。
若女は答えない。答えを聞かないまま、雨宮一彦は転送されていった。
「全員終わったようね。それじゃあ、さっさと戻るわよ」
「・・・わかッたよ」
バトルロワイアルの主催者、伊園若女と西丈一郎はすっかり人のいなくなった会場の暗闇に吸い込まれるように消えていった。
【澤永泰介@School Days 死亡】
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